マスク着用さんがずいぶん減ってきたということは、
うがい・手洗い律儀にしてる人、もう少ねえかな、こりゃ。
緊急警戒解除の号令は、疫病撲滅だいじょうぶだあ太鼓ではねえぞっすからな、ご注意あれ。
第一あなたってば普段どんくそウンポコ菌ゴキちゃん菌を尻にぺタクソ塗っつけては、
おしゃまでおしゃんぴぃなDCブランドをしこたま買い漁っておいでやら。
ガイア… 地球は泣いています、あなたの吐息の磯臭さで儚く枯れゆく草木の憐れに…
みんな怖くて黙ってましたけど、前歯に挟まってるそれカマドウマの後ろ脚ですよね?!
従いまして各位におかれては《 キャピッ♪ こんな時だからこそ出来ること 》を学級目標とし、
せっかく頬袋のドングリを若造に無心されムキキと憤慨せし町田の園リスの如き面持ちで、
ガチャポンカプセルにでも隠れてせいぜいファミコンに興ずるがよろしけり。
かたや純潔のサタニストこと我輩(聖鬼魔III)は清き独身貴族の既得権益を大いに濫用し、
やんちゃなそばかすカウガールも目を見張るギンギン馬並みの巨砲をユサユサと誇りつつ、
しかしもちろん全ての歯の隙間にカマドウマの前脚をビッシリと挟み込んだまま、
成田ゆめ牧場に遊びに行きましたことを陳謝申し上げます。
じっと活動自粛中の皆様ごめんなさい。羊フェチを我慢できませんでした。
閑古鳥啼く観光業界にあってどうにか営業再開! きてね! とあらば、
ごくごく微力ながら応援して少しでも経済回してかんといかんじゃないかと思ったのです。
マスク必須、入場前の検温、各所にアルコール設置と、よく気を配ってくれていました。
ふれあい広場はご覧の↑有りさまです。
0メートルのディスタンスを維持しつつ、密・密・密の3密を遵守。
干し草おやつを直接与えるリモート飲み会を楽しみましたウェーイ。
ただし防疫には一層&慎重を期し、靴・靴下・帽子に至り園内で全着替え全消毒、
持参した爪ブラシも使って丹念に手を洗いながらのもふもふペッティングです。
のみならず行き帰りの便所でも同様の所作を致しました次第。
帰宅したらすぐ入浴して薬用石鹸、この時に耐水リュックもザブ洗い、
服は日常着とは別に濃いめの洗剤で浸け置き洗濯、
場内で履いた長靴は濃いめの塩素剤に浸けて付着グソを徹底退治しました。
動物とのふれあいは本来、常時その心構えでなくてはならないんだけどね。
人畜共通症もあることですし、糞尿の具合、体調の所見、内外寄生虫の有無など、
よくよく観察し発見や疑問をスタッフに指摘するくらいの意気で臨まれたし。
若い飼育員というのは、ルーティンゆえの観察不足、そのくせ動物学校卒のプライドから、
丈夫だしべつだん興味ないし可愛くもないヒツジ・ヤギの愁訴を見逃しがちなのだ。
さーて、では早速、個体チェックしてやっかいや。
2016年6月 → 2020年6月
大きくなったね、すみれさん。初めて会った時、君はまだちいちゃな子羊だった。
しきりに嗅ぎつつ俺の顔を見て、このひと会ったことある気がする… と確認ののち、
うっふんモフられてくれました。何となく覚えてるかな? 従って俺の勝ち。
柵のすみっこで引っ込み思案はすみれさんの娘、 その名もすみっこちゃん。
しかし掻いてやると腕枕ウフーン。耳のラインがママ譲りの美形さんだ。
同、2016年6月→2020年6月
将来きっとイケメンぞ?!と直感したのりすけ君は実際ハンサムに成長す。
やあ、こんな男前を自宅マンションで飼育して、つるんで街を闊歩したいものだな。
ワンレンボデコンどもをブーブーヒーヒー鳴かせようではないか。
この日初めて会った若い雄羊ふゆた君とは異様な熱愛関係に発展。
オス同士じゃけ、ラブラブというか、裸一貫・男の友情だな(薔薇族)。
羊は家畜だから懐かないッ! 懐かせてはならないッ! 虐待だッ!とお叱りの各位は、刮目せよ。
当の羊がどう感じているか、嫌がっているかを、画像の表情でどう~ぞご判断くださいませ。
認知の不協和に、白目剥いていっぺん死んだ方がよろしいんじゃねえのか?
で再び黒目剥いてから、マスクして成田ゆめ牧場に来てね。待ってるワン!(犬)
ふざけた態度でいられない状況は承知しています。
当方は今のところ健常のようですが、何処かで貰ってバラ撒いて、あげく死ぬかもしらん。
気を遣っても遣っても罹る時は罹る。生き物じゃけん。
とはいえ、一抹の心配を申し上げましょうぞ。
運命に流されつつ、どっかでは立ち向かわねばならんぞ、生き物っつのは。
日頃の無精からくる無智蒙昧、だのに自分こそ高潔と信じ込んで棚に上げ、
他者に貞淑を押し付け散らす夜郎自大もまた、生命科学の観点からみれば一種の不潔です。
世間がややその傾向を呈しつつあるように感じられる。
我ら皆、不潔どころか所詮は家畜、ハダカブタザルよ。
生老病死の理(ことわり)、免疫の劣る個体は淘汰なのだ。
生き残った個体群がどうにか頑張って生を繋ぐまでさ、生き物じゃけんの。
な、そう思うだろ、蘭の助。
きみは幼くしてちょっとジジ… もとい、愛嬌の奥に大人の渋さがある。
そこはかとなく地井武男。ハンチング帽かぶってすくすく元気に育ちやがれい。
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普段から工夫しようじゃけんのうシリーズ
~まじぇて食べてネ!ナイルレストランの!北インド古典サリンダのヘッドを延長するの術~
この楽器どうも腑に落ちんなぁーと感じてきたのは、トゥンバ追加に限りません。
一番の引っかかりはヘッド飾りの “顔” だ。なにこれ? ブス!
弦楽器のこの箇所は、船首飾りのようなもので、機能面ではほぼムダです。
しかしトップに具象を彫り込むことで命を、神としての風格を与えるわけ。
従ってここの作り込みが甘いだけで途端に全てがマヌケた風態になる。
頭と胴がキャラ合ってないんよ。せっかく本体が丹念美麗なのに、
頭ニョロっと伸びて先端ブスじゃ台無しじゃんか、ばかものがい。
第一おまえ、何の動物さね?
最初ガラパゴスのウミイグアナかと思ったが、いつだったか寺原太郎さん仰るに、
鼻が巻いてるから象じゃない? ああ、象か、象ですわ、しかし耳が無いけん、
なんだかよくわかんねえ動物になっとるニョロよ。
インド工芸の素朴かつ愛らしきヘタウマは数多ありますが、はっきり申そう。
これに関しては下手クソす。ぜんッぜん伝わってこない。やり直しさね!
そこで今回は華麗に天を舞う器楽造形師ピースケ大教皇(聖鬼魔IV)による、
渡来せしインド芸術の “その先” … 伸び上がる夢想… たる意味においての、
サリンダのヘッドの、より相応しいリデザイン、リノベーションをとくとご覧戴く。
既存の形態を有難がるばかりで、持てばたちまち “日本では珍しい存在” と浮かれ、
日本は衰退国ヤメロヤメロと宣ってやまぬ手合いどもは、再び刮目せよ。
いっぺん死ん…… や、嘘、嘘。とりあえずご覧くだちい、ポックンなりの解答じゃい。
本チャン工事前に、作りを確認する目的で、正面の象嵌だけ先に試し削ぎ。
この象嵌の奥がどういう構造しとるかで作戦が変わってくっからだ。
結果、無垢だったので、作戦遂行じゃい。
削いだ象嵌は後で移設しますので無くさないように。
さて、なんぼブスと申せど神であり、そのご尊顔を穢す行為は好ましからずや。
ちゃんと謝って改善を約束、お赦しを頂戴してのち施工申し上げたい思いから、
バスマティ炊いてプージャ(=祈りの儀)を執り行います。
こういうの大事にしませんと楽器に憑く後々の運気が違ってくっからな。
で、ズバーンと平行に削ぎ落とします。
どの位置で削ぐかはもちろん計算済みです。
一方で、継ぎ足す材の施工を行います。
本来は同種の材が相応しいのですが、在庫無いのと、いっそ挑戦したくて、
全く違う木種、ここでは木曽ヒノキのブロックを用いることにしました。
いつだかディルルバの特注を承った時の余り材です。
家宝にしますと仰ってくだすったけれど、たぶん持て余しちゃったろうなあ。
インドの知らないローズウッドとは素肌の色合いがまるで違いますが、
これをどう合わせるかが勝負のしどころです。
そうそう、見えない仕掛けも施します。
ほら、財布に入れとくプチ縁起物ってあるじゃんかい。
父や祖母の遺品整理で出てきた、大日如来、恵比寿&大黒と、亀(奥)。
捨てるのもしのびないので、今度の造作に活用してあげることにしました。
ヘッドの返し形状がどうせ接ぎ木だので、貼り合わせる前に埋め込むことに。
インドと日本を羊と光明で繋ぐマハーヴァイローチャナ様だ。
みんな別の事象だと思っとるからな、自我の活躍ばかり優先でよ(=オレガ・オレガ)。
亀もまた、玄武様やけんの、表のどっかに使いましょうか。
どういうカーブを与えるべきかは、天竺から届いた風の続きを描かせてもらう感覚で。
拠り所はただただセンス。前例なき施工ですから誰の真似や参考のしようもない。
テメーの勝手な自我をオレガオレガで優先すっからおかしな答えが上がってくるのだ。
ガッ着すると…あらあらピースケさん? 偉そうに仰るわりに、
木質がまるで違いますよぉ?! 紅白ですよぉ?! おうおう、まあ黙って見ておれ。
両材がまるで1塊だったかの如くに欺くべく、ルーターで丹念に整合します。
質の全然違う材同士だということがわかるでしょ。
と同時に、
整合の必要のない別の箇所に偽の合わせ線を作るのです。
今回はこの位置に決めた。本来、敢えて施工の必要は無いわけじゃん。
こちらに移植します。
これと同じ要領で、
同シタールのネックから剥がしたセル象嵌を木曽檜にマウントしていく。
このセル板装飾は出来合いの素材を貼るということを想定したものではありません。
紋無しのセル板を貼ってから職人が手作業でひとつひとつ紋を削るのが本来の在り方。
しかしそのハンドメイド感こそがなんともいえないインド楽器らしさを醸すんです。
つまりこれは 'らしさ' だけ移植する工程だ。イチから作るのも面倒だからよう。
1mm弱のセル板厚をちゃんと掘り下げて埋め込みます。
亀は補強のネジ穴隠しに埋め込まれてもらいましょう。
さていよいよ塗り…の前に、木曽ヒノキだけを柿渋とベンガラで下地染め。
元々のインドの木は、透明ニスで少し濡らすだけでも染みて濃い赤茶色を呈します。
いっぽうヒノキは、着色ニスを塗り重ねても、材の白い地色がかなり透けて残るんです。
異なる木質における仕上げニスの染み具合を引き算して、割合は完全に塩梅だな。
楽器全体にペンキ塗りゃ簡単だがそれじゃあいかにもつまらないじゃんか。
それから、俺あんま好きじゃないんだが、ウレタンニスで仕上げます。
乾いたら2000番で磨いて、塩梅をみつつウレタンの濃度を調整して重ね塗り。
アジアな手作りの荒っぽさを残すくらいが結果的にちょうどいい。
よう知らんニスをヌタ~ッと重ね塗ることで謎のインド楽器っぽい奥行きが出るんだよ。
さてと… いかがでしょうか、インド楽器通の皆さん。
どこまでがインドの木でどこからが日本の木だか、もうわかんないっしょ?
最初からインドの職人が作ったようにしか見えねえんじゃねえのかな?
先端の返しの内部に大日如来が埋まってるなんて、
なんとかカーン師もかんとかミシュラ師も気づかない。
ほら、この↑ラインを境目としてインド人が接いでるように見えるだろ?
ちゃんと綺麗にも作れる日本人がインド風に仕掛けたダミーなんだよ、っはっはっは。
なお、ポコポコ穴が空いてるってことは、そうです、ペグが乗るんです。
今回はギターのギアペグ。ということは、共鳴弦が増える。
ただしつまみ頭は白いプラだから取り付けただけじゃ見た目が浮いてしまうんで、
本体に塗ったのと同じニスを6回くらいかな? 重ねてコーティングしておいた。
ああ、緒留めを作るのをすっかり忘れてた。作んなきゃ弦を張れんじゃないか。
今回はある意外な… 家でぜんぜん使ってなかったモノを流用して緒留めにする。
続きはまた今度ね、なにせ新設計の羊型トンデモ弦楽器の設計を同時進行よもん。
押入れの荷物を全部出して横ッ壁ブチ抜いて冷蔵庫ブチ込む工事も同時進行だ。
どの仕事も、どこにどういう力が掛かるから、さてどういう工法と工具をもって、
どこに柱を入れるか、柱を省けるか等々、建築と力学の心得がないと出来ない作業だ。
我欲のままを欲するあらず、この世はどう美しくあるべきか?を願う作業でもある。
神と、その遣いであるご眷属、神獣魔獣らに思いを馳せながら。
羊や山羊と仲良くしないで皮張り奏者の資格無し!とはこの観点からです。
そりゃ皆さんにゃ無理さね、ちょっと海外行っちゃオレガオレガに染まっちまうじゃもん。
ほら、ごらん、悠久インドの神秘サーランギーだの、
ラーガとターラの織りなすナマステキャバテだの、やいのやいの仰る前に、
ヤギ1頭の最期に思いを馳せたことがどの程度おありか。
歌はここからをして再び始まっているのだ。
生きとし生けるもの皆、その命こそ我が賜物ぞと謳えども、
いつぞや崩れ落つる日には神に歌を召し還さねばならぬ。
楽器とは、命の定め、そして廻り(めぐり)を為す器たる現れだ。
別れは寂しかれど、輪廻の慈悲に救わるるならば、
否、なにも悔やむることはない… 南無…
/ んー? \
…寝てただけか。起こしてごめんね、死んどんのかと思った。