◆ インド発祥の多弦胡弓「サーランギー(Sarangi)」類の話題を中心に、世界でここだけ前代未聞の怪研究・珍開発の数々を発信し続ける異常ブログです。同楽器取扱いの急先鋒にして生物学者や変態ケモナーとしても知られる異常造形作家【川崎ピースケが執筆運営しています。
研究テーマ:1)楽器「サーランギー属」、2)海のダンゴムシの仲間「水産等脚目甲殻類」、3)多肉・塊根・平行、栽培から造花まで「珍奇植物」、4)原材料・愛玩対象としての「羊」 、5)獣人表現「ケモナー」 、等を題材としたデザイン論と実践、特に生物型や生物利用の意味について。議題は多岐に渡り、追究の範疇としてエログロを含みます。* 近年(2)〜(5)の構想がだいぶ具現化したので、2023年から(1)の分野に戻りアプローチを再開できる運びとなりました。
★ 1記事内1主題の場合と、1記事上に短文加筆を重ねる【近業掬イ】(きんぎょうすくい)の場合がある。繁忙時はどうしても後者です。
★トップページには最新2〜3記事のみ表示。過去記事は【アーカイブ】で総覧できます。
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𓆟🌈🍺𓆟𓆟近業掬イ 2023/09/20𓆟🍺🌈𓆟


アルダッロ・ツクーリァの文面、アップ間近でもっかい再編集中。もう少し待ってね。
ふいに新たな詭弁の材料を思い付き、加えることにしました。

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仕事が山積みの中、恩師・同級生らと居酒屋。ついでに出演イベントを少し広告す。


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 | 裏方として少し協力案件のつもりでいたらゲスト演者として乱入せよという話に発展し、
 | 急遽突貫その準備が加わったおかげで日夜テンテコ疲労中だが、有難きこと。着実に応えねば。
 | 具体的な関わり方を制作陣と目下調整中につき現行チラシには参加クレジットが間に合わず、
 | 変更が生じる場合も大いにござんすが、確定情報は追ってこのブログで告知しますよってに、
 | ピースケさ~ん研究もいいけどライブやってくださいよ~の手合いは全員顔出すよーに。
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で、同級生S君はムサビ卒のデザイナー。会うと概ね大学時代の話のちフェチエロ話になるのだが、
同窓会ひとまずお開きとなるや意気込んで「川崎君っ。話があるっ。行こうっ!! 」
行こうってこれから何処へ?! 面食らいつつ連れられるまま、行き先はなんとまあ新宿2丁目!
生まれて初めて参りますソッチ界隈のお店の数々でした。
お、おう、まあせっかくだし社会勉強としてね。


1軒目はブルボンヌさん経営、セクシュアリティどなたもOK『Campy! bar』


変態夜会デパートメントHに出入りします私ゆえ何らためらい無くお邪魔できました。
しかしスタッフさんお客さんは我らに若干よそよそな距離感… どうもS君とのサシ飲みの様相が、
同性カップルなのかと思いました」とはカウンターさん談。ッハッハッハいやいや違う違う。

次いで『EAGLE Tokyo』、オールジャンルウェルカムと伺ってはいたが、
偶々この夜はああだったのかな? イカニモ男衆雄臭むんむん…
肉感ぽちゃひげ熊系のご来客が目立つ雰囲気やったわい。
類する獣人表現イラストの展示もちらほら。


ただ、俺、若干の変態やもしれないが男らしさLOVE傾向ではないようで。
幼少よりケモナーを自認してさえ内情に色々と選り好みというものがございまして、
トラ顔オオカミ顔のムキムキ獣人をカッコはよいんだけど性的にはピンとこない感覚なんです。
女性的或いは中性的な印象のキャラなら大好物なんだけどね。

さらにS君はゲイバー『マンモス』の扉の向こうへ今にも突入の様子だったが、
すまぬ、俺は次の朝早いんで今夜はパス、有難う、また会おう… 現地解散の顛末にてはべり。
各店にはまったく申し訳のたたない冷やかし呑みになってしまいましたが、
夜の街の勉強になりました。はてさてその後S君はどう夜の街を楽しんだやら。



…話を巡らせていて気付いたのは、我らがケモノ及びファーリー、
異獣性嗜好の在り方に関しては、今少し世間の誤認を解く必要がある。
もふもふコートや付け耳だけではケモナー歓喜案件になり得ないのだよ、大事なのはなんです。
今度もっぺん言及しましょうか、聞きたくもねえだろうけれど。いえむしろそんな貴方にこそ。









    サ ー ラ ン ギ ー 図 鑑     

★バイオリンは皆さんご存じのあの形状にほぼ定まっています。しかしサーランギーは製作者・時代・地方によって様々な自由形が存在し、今なお進化を続けています。特に弦数や配線は個体によって全くまちまち。これは、先人に学んでこう作らなければならない・本場の本家本元ではこれが正しい・こうでなければ本物の価値が無い、といった固定概念に縛られていないためです。ひとくちに捉えられないそれらをサーランピーでは「サーランギー属」と総称しています。

こうして並べますといかにもアジア諸国調査で得られた現地サンプルに見えますが、なんと殆どが日本国内で発掘されたものです。日本人の技術で修理を施しました。…そう言われると急に萎えますでしょう? みんな興味本位で取り寄せて結局すぐ手放しちゃうからこういうことになるのです。

しかもこの中には当方が捏造したオリジナル楽器をまことしやかにねじ込んであります。果たしてどれが現地の風薫る本家本物のお宝で、どれが世にもいかがわしい贋作か? 鑑定やいかに?…といったこだわりは、どうにでもなることですし、実のところどうでもよろしいことなのかもしれません。



チーペスト号  名古屋の誰だ号  結局ウチに号  

ボロ号  55号  黄泉号

グランピエ号 ジョギヤ 前方後円ジョギヤ 

カリマンタン号 恵さんでしたか号 そそるスリム号 

ドードゥロバナム ドゥカン号 サランガ

サランガ・ペタンコ エレクトリック チカーラー

チカーラー(近代版) サローズ アフガンサリンダ

ネパリ くさっぱら号 さらん弓(さらんきゅう)

サランダ  擦弦仮面 ダルマサンガ サランダ

ディルルバ エスラジ タール シェナイ

エスラマ ベラバハール カマイチャ

ラーヴァナハッタ ペナ エスラール
プールヴィーナ バリアジアン号 サラウドン
ストゥーパ号 ドドバシキメラ





    文 化 へ の 冒 涜 で は ?     


サーランギーの化石(カンブリア期)


いいえ、全く冒涜にはあたりません。サーランギー属は進化を歓迎し、地域毎に異なる展開を許す楽器群です

民族学・民俗学では、創作の混入は許されず、ありのままを正確にサンプリングすることで解明に努め、敬意を払います。つまり研究者はあくまで傍観者、せいぜい中途参加者であって、真の当事者にはなれません。研究者が自ら文化に手を加え、研究対象を自分自身とし、文化の歴史を塗り替える、これが許されるなら何だってやりたい放題になってしまいます。そのため研究者は、専門性・正確性への拘りにばかりにプライドを置き、しかし自分では大した表現が出来ない、融通の効かない方向へと人格形成されがちです。異文化理解を唱える本人が無理解とは皮肉なもの。サーランピーではこの状態を「スウェーデンポルノ女優のスリーサイズを精緻に暗記した童貞」と呼び、陥らぬよう自戒しています。

だども、オラ、この楽器がこの島でどう進化すんだか夢みちょる真ッ当事者の日本民族だで。何をどう作ろうと直そうとオラほの自由だ。オラが村の遊びがまんまこの楽器の進化の歴史になるだ。「インチキ業者」「思い上がるな」「現地の文化に失礼」「1人で騒いでるだけ」とお感じなのは、ひとえに貴方の心が許さないから。なにせその現地をはじめ世界各国からウチ宛てに「サイトを見た。修理はできるか? オリジナル楽器のオーダーは可能か?」と打診が来ます。もちろん断りますよ。てめーでやれっ。もしくはてめーの村の良さでやってみれっ。…そうすることがいつしか文化となるのだから。