◆ インド発祥の多弦胡弓「サーランギー(Sarangi)」類の話題を中心に、世界でここだけ前代未聞の怪研究・珍開発の数々を発信し続ける異常ブログです。同楽器取扱いの急先鋒にして生物学者や変態ケモナーとしても知られる異常造形作家【川崎ピースケが執筆運営しています。
研究テーマ:1)楽器「サーランギー属」、2)海のダンゴムシの仲間「水産等脚目甲殻類」、3)多肉・塊根・平行、栽培から造花まで「珍奇植物」、4)原材料・愛玩対象としての「羊」 、5)獣人表現「ケモナー」 、等を題材としたデザイン論と実践、特に生物型や生物利用の意味について。議題は多岐に渡り、追究の範疇としてエログロを含みます。* 近年(2)〜(5)の構想がだいぶ具現化したので、2023年から(1)の分野に戻りアプローチを再開できる運びとなりました。
★ 1記事内1主題の場合と、1記事上に短文加筆を重ねる【近業掬イ】(きんぎょうすくい)の場合がある。繁忙時はどうしても後者です。
★トップページには最新2〜3記事のみ表示。過去記事は【アーカイブ】で総覧できます。
★ YouTubeなど外部埋め込みがクソ多い記事は、お使いのクソ環境によって読み込みにクソ時間がかかります。クソしてお待ちくださいませ。


10/22(日) まちぐるみイベント『あつまれ!えばら』@武蔵小山 ←に少し出演します


★こどもから大人まで楽しめる! まちぐるみ都市型カルチャーフェスティバル「あつまれ!えばら」開催! ジャンルに富んだクリエイターたちが荏原のお店や施設と作り上げる参加型イベント。パフォーマンス、アート、音楽、食、発明などが組み合わさる魅力的な催しが盛りだくさん。カルチャーが集う年に一度の「あつえば」で、丸一日楽しんじゃおう!

2023年10月22日(日) 11:00〜18:00 パークシティ武蔵小山THE MALL、スクエア荏原ほか多数会場で同時開催!【公式サイト】https://ebara-machigurumi.com

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

↑のうち、東急目黒線武蔵小山」駅から歩いてすぐの「パークシティ武蔵小山THE MALL」入口広場にミニステージを作り、13時半くらいから40分程度のトークライブ『ムサコおもしろ楽器フェス2023』を催します。これにピースケがゲスト出演する運びとなりました。ゲストは他に数名を予定。


↑13:30〜「ムサコおもしろ楽器フェス2023」

武蔵小山界隈のおもしろ楽器アーティストや楽器マニアによるトーク&ミニライブ♪
MC:土佐信道明和電機

昨年の様子、by兄・土佐正道明和電機

雨天決行、観覧無料、トーク多めの座談コーナーです。イベントを統括する制作会社と縁あってのオファーなのですが、会社のボスいわく「ユっル〜〜〜〜いねん! タモリ倶楽部みたいな感じや!」、相当にふんわりしたコーナーをとお考えのようですので、演奏グダグダ上等、当方もヘンテコ楽器を少し持参してちょこっとお邪魔します感覚です。サランギいっぱい並べて練習曲ガッツリ演奏会とは異なります点をどうぞご容赦くださいませ。デパートの屋上の売り出しアイドルステージ並みのユルさをお楽しみあれ。

当日の進行状況によりスケジュールは前後調整される場合があります。MC明和社長は別会場で午前中に電機ショー1発こなしてから駆け付けるとのことで大忙し。皆さんも一緒に駆け付けてください。

…期日に近くなりましたら改めてこのページでご案内します。出し物・食い物、いろいろ企画しちょるけえの、朝早く起きて身支度済ませてお散歩気分でいらしてつかあさい。どうぞよろしく。

デッカちゃんもやってくるよ







    サ ー ラ ン ギ ー 図 鑑     

★バイオリンは皆さんご存じのあの形状にほぼ定まっています。しかしサーランギーは製作者・時代・地方によって様々な自由形が存在し、今なお進化を続けています。特に弦数や配線は個体によって全くまちまち。これは、先人に学んでこう作らなければならない・本場の本家本元ではこれが正しい・こうでなければ本物の価値が無い、といった固定概念に縛られていないためです。ひとくちに捉えられないそれらをサーランピーでは「サーランギー属」と総称しています。

こうして並べますといかにもアジア諸国調査で得られた現地サンプルに見えますが、なんと殆どが日本国内で発掘されたものです。日本人の技術で修理を施しました。…そう言われると急に萎えますでしょう? みんな興味本位で取り寄せて結局すぐ手放しちゃうからこういうことになるのです。

しかもこの中には当方が捏造したオリジナル楽器をまことしやかにねじ込んであります。果たしてどれが現地の風薫る本家本物のお宝で、どれが世にもいかがわしい贋作か? 鑑定やいかに?…といったこだわりは、どうにでもなることですし、実のところどうでもよろしいことなのかもしれません。



チーペスト号  名古屋の誰だ号  結局ウチに号  

ボロ号  55号  黄泉号

グランピエ号 ジョギヤ 前方後円ジョギヤ 

カリマンタン号 恵さんでしたか号 そそるスリム号 

ドードゥロバナム ドゥカン号 サランガ

サランガ・ペタンコ エレクトリック チカーラー

チカーラー(近代版) サローズ アフガンサリンダ

ネパリ くさっぱら号 さらん弓(さらんきゅう)

サランダ  擦弦仮面 ダルマサンガ サランダ

ディルルバ エスラジ タール シェナイ

エスラマ ベラバハール カマイチャ

ラーヴァナハッタ ペナ エスラール
プールヴィーナ バリアジアン号 サラウドン
ストゥーパ号 ドドバシキメラ





    文 化 へ の 冒 涜 で は ?     


サーランギーの化石(カンブリア期)


いいえ、全く冒涜にはあたりません。サーランギー属は進化を歓迎し、地域毎に異なる展開を許す楽器群です

民族学・民俗学では、創作の混入は許されず、ありのままを正確にサンプリングすることで解明に努め、敬意を払います。つまり研究者はあくまで傍観者、せいぜい中途参加者であって、真の当事者にはなれません。研究者が自ら文化に手を加え、研究対象を自分自身とし、文化の歴史を塗り替える、これが許されるなら何だってやりたい放題になってしまいます。そのため研究者は、専門性・正確性への拘りにばかりにプライドを置き、しかし自分では大した表現が出来ない、融通の効かない方向へと人格形成されがちです。異文化理解を唱える本人が無理解とは皮肉なもの。サーランピーではこの状態を「スウェーデンポルノ女優のスリーサイズを精緻に暗記した童貞」と呼び、陥らぬよう自戒しています。

だども、オラ、この楽器がこの島でどう進化すんだか夢みちょる真ッ当事者の日本民族だで。何をどう作ろうと直そうとオラほの自由だ。オラが村の遊びがまんまこの楽器の進化の歴史になるだ。「インチキ業者」「思い上がるな」「現地の文化に失礼」「1人で騒いでるだけ」とお感じなのは、ひとえに貴方の心が許さないから。なにせその現地をはじめ世界各国からウチ宛てに「サイトを見た。修理はできるか? オリジナル楽器のオーダーは可能か?」と打診が来ます。もちろん断りますよ。てめーでやれっ。もしくはてめーの村の良さでやってみれっ。…そうすることがいつしか文化となるのだから。