“豆”って、農家さんが汗水流して、苦労を重ねて、ゆっくりじっくり育てて、
ようやっと実る畑の幸だと思っていたし勿論そこは間違いないはずなのだ。
どうなるものか物は試し、
枯れて元々と研究室のベランダ鉢へ、4月に蒔いたもんが、
ぐんぐん育って6月、こんなに実るとは信じてなかったので軽くビビっている。
豆、そんな早いもんでしたっけね?
てっきり農家が苦労を重ねて汗水流してゆっくりじっくり…
なお、自由研究用・いけばなディスプレイ用の栽培であるので、家庭菜園・自家サラダの所存はない。
食えんことないけど珍奇植物用に農薬まみれの雑土だのでなんとなくやめとこうと思う。
現在の仕事柄もあり、試したことのない植物に触れてみようと思っているのだ。
1個くらい着果すりゃラッキー、 さてどうなるかなぁ、 軽~くビビり散らかしている。
人類の起源には ”猿説” と ”豆説” があり、現在では ”豆説” が有力となっています。
人類は ”豆” 、健康の源、それが ”豆” 。
一億人の笑顔の裏に千億の ”豆” があることを、私たちは忘れてはなりません。
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『ヘラームスはお好き』っていう連投タイトルにしたのがこの↓回からなので、この回が通し番号[1]。
前回の穿孔性コツブムシの回は番号なしのパイロット版と捉えて戴けると幸い。
始まりましたヘラムシ飼育映像アーカイブ、題して『ヘラームスはお好き』(1) 、まずは嬉しいワラジヘラムシ大漁から。
— ピースキー (@peeeeeeeeesukey) 2024年4月28日
洗面器を抱えて海へ行き、波に漂う藻屑を洗うと(通称ティモテ)、凄い数のヘラムシその他、知ったこっちゃねぇ虫が採れます(通称クリープショー)。
ほぼ水中ゴキブリですけども… https://t.co/gZ3i3MGa2F pic.twitter.com/IxHNfcQps5
【ヘラームスはお好き(2)】
— ピースキー (@peeeeeeeeesukey) 2024年4月28日
ゴキブリ型がワラジヘラムシの1種で、小判型がコツブムシの1種。
こういうの「これ何?」と小水槽ですぐ死なせてしまうか「標本を」とすぐ殺してしまうかでした。どのみち誘拐監禁なら元気に生きてほしく、飼育法を工夫したら、数々の未知な行動を魅せてくれたんです🪳 https://t.co/ddjbRb3Kb3 pic.twitter.com/vRp1GKu5ka
【ヘラームスはお好き(3)】
— ピースキー (@peeeeeeeeesukey) 2024年4月28日
ヘラムシ飼育観察の絶大な助けになったスドー社の外掛け隔離水槽「サテライト」↓。趣味家にはおなじみだが昔はこんな便利グッズ無かったし、使って初めて意義と威力を知りました。
細かな改造を要するが、使うと虫たちが生き生きする。凄すぎて論文に書いちゃったもんね🪳 https://t.co/jNuT6CN5gs pic.twitter.com/iLI2FtWdqa
【ヘラームスはお好き(4)】
— ピースキー (@peeeeeeeeesukey) 2024年4月28日
外掛け「サテライト」を海ムシ観察水槽にすると、逆転して元の金魚水槽がサブタンク気分になる。海水だけでは退屈なので、私はセミエビを飼ってました。
セミエビ可愛いよね〜。お刺身あげたら大喜び↓。少しちぎって海ムシ達にもあげたらやっぱり大喜び🪳 https://t.co/Yj91EwPIaF pic.twitter.com/YF2OmhbQe2
【ヘラームスはお好き(5)】
— ピースキー (@peeeeeeeeesukey) 2024年5月3日
ワラジヘラムシのおやつタイム🍬。水面に浮かべた金魚用フレーク餌の匂いを感知するや \ちょうだ~い/ と一斉にバンザイ体勢をとり、舞い散る餌を掴もうと大フィーバー。前脚で器用に餌を抱え、おいしそうに食べます。
力士が寺で豆をまく節分会も概ねこうなるよな🪳 https://t.co/i1xxgFAshv pic.twitter.com/DrzfNYNnq9
【ヘラームスはお好き(6)】
— ピースキー (@peeeeeeeeesukey) 2024年5月3日
⚾️珍プレー甲プレー映像⚽️。両手が塞がっていて餌フレークを取りそびれた奥のワラジヘラムシが、ヘディングパスしたその餌を、手前の個体が華麗に“背面キャッチ”します🤣
…こんなことする?! せいぜい海の虫にあって、このスポーティーな空間認識力には驚かされるばかり🪳 pic.twitter.com/luGua7dHqG
【ヘラームスはお好き(7)】
— ピースキー (@peeeeeeeeesukey) 2024年5月3日
ヤ甲ペッティの甲殻残酷物語🥶。たまたま泳ぎ寄ったヨコエビを鎌足でがっちりホールドし、その背中を生きたままモリモリ貪るワラジヘラムシの映像です。
ギャー助けて~!!と必死にもがくヨコエビは頭を齧られて絶命します。ヘラムシにはこういう側面もあるわけよ🪳 https://t.co/1bmO5AhUrY pic.twitter.com/5fenrt9kin
【ヘラームスはお好き(8)】
— ピースキー (@peeeeeeeeesukey) 2024年5月20日
ヘラムシの同種間闘争や交尾前ガードは大したパワーホールド。俊敏で力強いワラジヘラムシでは競り合いや振りほどきが激しく、乱闘状態になる。見かねて割り箸で仲裁したケースも。
多個体飼育が主因なのですが、藻ひと株から沢山採れるわけだから、自然下でも喧嘩腰? pic.twitter.com/dsf6UNsA7X
【ヘラームスはお好き(9)】
— ピースキー (@peeeeeeeeesukey) 2024年5月20日
同居のウミセミを ”だいしゅきホールド” してしまったワラジヘラムシ。捕食にも見えるが齧る様子がなく、交尾前ガードの相手を間違えたか? ウミセミはいい迷惑。雑多に飼うとよく起こります。
思春期の中高生が枕で行う類似の行動は収斂の一例と考えられている。 pic.twitter.com/drx4b7Pjr4
以上を投稿後、うちのピースキーに当該ワラヘラ研究の今を広報させました。
だからって変態夜会「デパートメントH」会場で訴えてもしょうがないんだけど…
デパチお疲れ(3)。つまり “ワラジヘラムシ” については、写真↓の変態ハイレグもっこり魔獣がトップレベルの生態研究者であり、じつに我が国の生物科学の現状に他ならないのです🤪
— ピースキー (@peeeeeeeeesukey) 2024年6月2日
多様性だ保全だ訴える各位よ、なぜ素直に学べない?! その忌避や軽蔑や無視は、仰る啓蒙とは無関係な個人感情では? https://t.co/3e6uGUFDTl pic.twitter.com/WffGqVmo79
どう批判したくとも、排除したくとも、そうして是正したくとも、
解明にこのような人物が貢献しているという事実に、科学者は目を背けてはならない。
含めて日本の甲殻類学における研究史の一端なのですから。
一億人の笑顔の裏に千億の ”豆” があることを、私たちは忘れてはなりません。
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で次回もヘラームスなら「チビウミセミ」動画特集!! ではあるのだが、
【ヘラームスはお好き(10)】
— ピースキー (@peeeeeeeeesukey) 2024年5月25日
前回ヘラムシにだいしゅきホールドされちゃってた側「観音崎産チビウミセミの1種」の謎めいた現象を、今回より公開して参ります。
種同定については後述しますが、再検討の議論が生じていながら川崎(2017)以降そこに言及する文献が無いんだよ。待っとるで~🪳 (続11) https://t.co/QlaNGmcSg0 pic.twitter.com/lSguDTWFsA
あのね、海ムシばっかりにかまけてもいられんのよ、一応ここ、楽器のブログなんで…
X(旧ツ)での広報と同時進行で、当研究室では楽器のメンテや改造を行っており、
インド弦楽器、とくにサーランギーへの言及も、徐々に再開していきます。