◆ インド発祥の多弦胡弓「サーランギー(Sarangi)」類の話題を中心に、世界でここだけ前代未聞の怪研究・珍開発の数々を発信し続ける異常ブログです。同楽器取扱いの急先鋒にして生物学者や変態ケモナーとしても知られる異常造形作家【川崎ピースケが執筆運営しています。
研究テーマ:1)楽器「サーランギー属」、2)海のダンゴムシの仲間「水産等脚目甲殻類」、3)多肉・塊根・平行、栽培から造花まで「珍奇植物」、4)原材料・愛玩対象としての「羊」 、5)獣人表現「ケモナー」 、等を題材としたデザイン論と実践、特に生物型や生物利用の意味について。議題は多岐に渡り、追究の範疇としてエログロを含みます。* 近年(2)〜(5)の構想がだいぶ具現化したので、2023年から(1)の分野に戻りアプローチを再開できる運びとなりました。
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水割り もふずり イかせ斬り、羊と狸のラブゲーム♪ 〜ヒツジとの “ふれあい体験” についての実習的考察〜


未だもってズートピア羊まとめ記事にばかり多数のご高閲を頂戴しており、
たいへん驚いておりますとともに誠にいいかげんにせえよおめーたちゃ、
大半がエロ見たさじゃねえかっはっは、気持ちは分かる。

記事では羊をずいぶん悪く書き立ててしまい反省しきりです。
実際の羊までもが映画どおりの悪獣と広く誤解されたら、
世の羊たちに申し訳が立たないな。どうか羊を嫌いにならないで!


 ▲実際の羊はこんなにも優しい

そろそろ打ち明けぬわけにはいくまい。
羊が演ずる悪役の華麗な登場に、はばからず舞い上がったわけを。



あたくしの正体が異臭妖怪たぬき憑きであることは既にバレてるし、
これまでにもキツネやオオカミの長いマズル(鼻づら)の美、
パツパツの馬ケツに溢れるSEXYを、本題そっちのけで力説して参りました。

 馬ケツ。Tバック履かせたい。

でもねえ、密かに愛する相手となると正直に告白できないもので、
これまで幾度か掲載した動物園ルポでもなんとなく後回しにしてきた。




未年生まれの私は、フカフカポンポン程度ではもはや飽き足らず、
抱き寄せてクンクンベロベロするくらいヒツジを愛しています

キャピー(赤面)!! とうとう告っちゃった。誰にも内緒ね♪
犬・猫もよいけれど羊はもっと好きなのよ。


ヒツジは皮脂と腺を由来とする独特の体臭があります。
みんなにとっては手洗い必至の脂ぎった獣臭だがオイラにゃこれこそ大好物。

ふれあいコーナーあらば真っ先に乱入して羊ばかりを撫でくり回し、
汚いモコ毛の奥に我がマズルを差し入れて胸いっぱいに吸引、
香ばしき田舎トリップ・まきばトランスの官能に陶酔します。

(((( オゥフ… これだよこれ… 羊くせぇ… フレーメ〜〜ン! ))))

あれ? くっそ。嗤わば嗤え変態と。
拓くまでよ貫くまでよ、我らは我らのケモノ道を。
妖怪猫ケツ嗅ぎ娘・中川翔子さまを頼もしき先鋒にしてな。
あの子もだいぶ頭おかしいと思うが。


  「いいことを いってくれるぜ かんきょうしょう」
  「あぶらっぽい ひつじのかおりに ふるぼっき」


獣の温もりを胸に抱き、ときに天の恵みを血肉に代えて押し戴き、
骨と皮となっても共に暮らす。そうして獣と私の命は交合し、地をめぐる。
大地の約束を確と受け止め、見つめ続ける人生でありたいと願っているんだよ、
スーホを挙げるまでもなく。


 戴いて残った羊の骨を捨てられぬ悪癖

山羊毛皮・羊腸弦・動物意匠の道具立てには異常な愛着を示すくせに、
異文化理解で世界は平和で戦争反対云々にまるくそ関心を持てないのは、
どうやらこの辺りが原因なのかもしれません。

私が獣の骸を音具に仕立て奏でるのは、生と死への、ただ愛のみ。
黄泉の淵から這い寄るような、ただただ、愛ゆえにだ。

ラーガとターラで立ち現れる悠久の? 
日本では聴く機会の少ない珍しい楽器のコンサート?

たわけ。んなもん二の次三の次じゃい!


ヒツジはまったく素晴らしいパートナーです。
食べて良し、紡いで良し、抱いて良し、挿れて良…じゃなかったえーと。


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こども動物園の加藤鷹ことゴールドフィンガーPが教える!!
《 悶絶♪ふれあいヒツジ愛撫テクニック講座 》
の時間がやってまいりました。

「羊さんがせっかく寄って来たのに、怖くて何もできなかったの…」

 ザ・へっぴり腰。0:34〜

あまりの情けなさ不甲斐なさにさめざめと泣き崩れては、
今宵もキン消しのパンツんとこだけ油性ペンで黒くお塗りの皆様に、
羊と仲良くなれる効果的な触り方、撫で方、ほだし方、たぶらかし方を伝授しよう。

これさえ読めばどんな羊もたちまちアヘアヘウフフの境地!!

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  ・
  ・
  ・
  ・
  ・

↑といきたいところなんだけど実際はかなり難しい面があって、
どんな羊もアへへの境地は無理です。全頭やってあげたいものだが。
実践解説の前に話しておかねばならぬことが様々にござる。


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羊というと、モコモコ、かわいい、おとなしい、
囲んで好き放題触っても一切怒らない優しい動物さんのイメージで捉えがちですが、
実情はとんでもなくて、そうさな… せいぜい猫。
夜中のとんがった野良猫なみに用心深さを丸出してきます

ちょっと背中を触らせてくれるならまだラッキーなほうで、
近寄ることすらも許さず、耐えきれなくて駆け出してしまう個体が多い。
ってかそのぐらいが偶蹄目らしい本来の姿だもんね。
飼育員はおろか、モンゴルの遊牧家族すら手を焼く相手だし。

動物園やレジャー施設がいかに「ふれあい」「なかよし」を銘打っていても、
当の羊がそういう常時緊張&逃走スタイルを貫いている場合は、
ここんちの羊は “そういう仕上がり” だからとすっぱり諦めて、
ふれあい欲にかられてむやみに追いかけ回さない方が賢明かな。
パニック状態のち人間不信に陥ってしまう。

不思議なことにそんな個体も幼児のアプローチにはたいてい素直に応じるのよ。
触らせてくんなかった人にとってはあまりの差別待遇に心外だろうけど、
 自分より小さい → 自分を脅かさない → ま、ナメても問題ないか
 自分より大きい → 自分を脅かす → すぐ逃げられるように構えとこ
と考える傾向があるからなのでこれは貴方のせいじゃないです。



ところが、だ。ここからが重要。

“そういう仕上がり” でない羊がしばしば存在する。
撫でてやると喜び、もっとあそぼ… と尻尾フリフリ催促までしてくる、
随分と人なつこくチョーよくできた性格の羊だ。キュ〜ン♪

ソワソワ逃げる羊を本来の偶蹄目らしい仕草とみるならば、
大人しく怯えない羊は野性を忘れた異常性格と言わざるを得ない。
そんな調子だと怖い狐さん狼さんの格好の餌食だぞ。


 餌食だぞ、おまえ。甘えた顔して。

いわゆる「ヒト馴れ」、対人関係の向き不向きはいったいどういうわけか。
方々で観察と取材を重ねて辿り着いたこれは今のところの俺の仮説だが、
生い立ち=幼少からの飼育状況(敷地面積、仲間の数、嫌な体験など)が、
後の性格形成にかなり濃厚に影響してくるのではないかとみています。

この観点からの計画性なく、人見知りの羊を囲いに放り込むばかりで、
さァふれあい広場に寄っといで〜などと喧伝しても大失敗こくだけだと思う。


例えばマザー牧場。沢山の羊に会える行って良かった施設だけれど、
ふれあいの本望であるべき新コーナー「ふれあい牧場」の羊だけは逃げてばかりで、
敷地の広さに対して頭数も少ないため、せっかく訪れたお客はふれあえません。
同居しているマーラやカピバラまでもが常に距離をおいてくる。

ところが飼育係のオッサン登場とあらばピューッと駆け寄ってしまう。
いつもメシくれる人だから一斉に付いていくのは仕方ないにせよ、
「飼育員にばかりなついて客にそっぽ向くふれあい牧場」はレジャー面でどうだろう。
ふれあい体験を銘打っていてこの状況は望ましい風景でないよね、商売上。

オッサンに問うと「ハァこいつら臆病なんで」とぞんざいにこうだ。
そういう言い方するか。あんたの立場がそれ言っちゃ本末転倒だろうに。
指摘したらス〜ッと帰っちゃった。あんたも臆病か。
『おくびょう牧場』に改名した方がいいんじゃないのか。ゴロがいいし。

じゃあオッサンはお触り無制限セクキャバ(っていうの?行ったことない)にだ、
さあ揉むぞ撫でるぞあわよくばヒヒヒ…と勇んで突入したのに、
男店員ばかりが女の子を抱き寄せ「ハァこの娘らウブなんで」
客は黙って眺めてろ触れるかどうかは嬢の気分次第ここはそういう店、
おやもう会計ですか、水割り1杯4万円。ったらどうだよ、また行きたいと思うか?
嬢の教育どうなっとるんだと文句のひとつも出るだろうが。

ボッタクリ店と同じことしてると気付ける想像力がないのはいかんわ。
オッサン所有の牧場じゃねえんだし飼育係らしく裏方に徹して、
お客も動物も笑顔になるレジャー構築に精を出せよなー。
なーにが「ハァ」。どん百姓めが。


真のふれあいの場を構築しようとするとき、マー牧のやり方は再考の余地があるのです。
育て方、馴らし方が、ふれあいタレント育成向きでない。
やりたかった風景とうまくいかない現状のギャップを、
羊の習性になすりつけて埋め合わそうとすんじゃあねえっつの。
客が気付かないと思うなよ、イルカに芸を仕込まないのと話が違うけん。

スキンシップさせてくれる “嬢” の揃った優良広場は各地に実在するのに…
いったいなにが違う?どこが違う?


そこで掛かってくるのがやはり生い立ちの波風なのではないかと考えてるのね。
そもそもが改良動物、臆病にさせている面もあるんじゃないのかしら。

だからいっぺん実験してみたいのよ、
同時期に産まれたいたいけな赤ちゃん羊を3クラスに分けて育てるの。


1)人と犬に追われ、広い牧草地で群れに守られて育つ【A組】と、


2)手狭な空間に留めて人間家族の祝福と溺愛に包まれて育つ【B組】


3)ひっぱたき蹴っ飛ばし耳つかんで投げ飛ばし恐怖で躾ける【C組】


各クラスメイトが引きずる臆病さ、とりわけ対人忌避の度合いはどのようなもので、
将来ふれあいコーナーで働いてもらうのはどの組の出身者が相応しいか?

…実験するまでもない、分かりきった問いだ。
持って産まれた性格の差異を加味したとせよ、
ひねりあがった後天的思考傾向の更正は労力を要するはずです。

なんでも、だいぶ育ってから別の施設に引っ越してきた個体が、
世話係にすら酷く怯えたり興奮が治まらない状況が生じるのだそうだ。
これは羊も人間も不幸せな悲しむべき状態ということであって、
臆病だから警戒心が強いからで片付く問題ではありません。

羊にだって今まで生きてきた考え方の積み重ねがある。
個性もあるし、好き嫌いもあるし、気分も変わる。
そこを抜きにしてヤレふれあいだソレ習性だと、
一辺倒の知識と都合を並べたところでそもそも無駄な営為だろって話。


だからこそ、せっかく羊さんと遊ぼうコーナーに来ていて、
せっかく【B組】育ちの羊さんと仲良くできる機会に、
せっかく勇気出して柵中へお邪魔もウッやっぱす怖い〜と無駄にするというのは、
どんだけ勿体ねえことしとるのかということなのです。

ブッ込もうぜ! 羊と俺たちの、種族を越えたマブい絆の交流を。
ついては嫌がられないマナーと嬉しく快く受け入れてくれるツボ、
これらの心得が人間の側に必須となってくるわけでござんす。





以上(長くなりましたが…)をふまえて、ピースケ鷹の巧妙な手口をここ↓に指南す。
この夏、ぜひお試しあれ!


- - - - 《 〜 前夜 〜 》 - - - -

決行前に必ず爪を短く丸く切り整え、
暗闇で全裸になり、指の準備体操をおきましょう。男の子のマナーです。


 揉むぞ、撫でるぞ、ワキワキ、カクカク、もんまりもんまり…



- - - - 《 〜 物色 〜 》 - - - -

勝負パンツ履いてウキウキと現場に到着したらまずはナンパから。
今日は江戸川区にお住まいのコリデールあかねさん(7歳)にご協力戴きます。


/ (ゲッ、わたし?! やだあ。) \

人間の背丈でワッと一気に襲い被さるように挑むと即失格になりますから、
触らせてくれそうなコをロックオンしたらそっと傍らにしゃがみ込み、
目線の高さを羊と同じに合わせ、歯の浮くようなセリフで優しく口説きましょう。

「きれいな顔をしてるね、よく見せて…」
「この広場で貴女がいちばん素敵…」

この時点でシュピーッと逃げちゃう個体だと無理して追いかけても厳しいかな。
その場に留まってくれたコは付き合ってくれる見込みアリだ。

写真↑の表情でおわかりのとおりだいたい最初は、
「(ああん、へんなひとに、つかまっちゃったな。)」って態度を見せ、
首を下げうつむいて目を伏せるものなのですが、それでいてなお、

「(さわるの? さわるの? いいよさわっても。)」
と、目や鼻でサインを送ってくれた場合に限り、次の一手に臨みます。



- - - - 《 〜 いざない 〜 》 - - - -


肩の前後、もしいけそうなら頭をポンポンフカフカと優しくご挨拶タッチ。

この時点でショエーッと逃げちゃう個体はまた今度にしましょう。
テメー撫でさせろコラなどと毛を掴んだり乱暴したらショックでお漏らししちゃう。

「(さわって、さわって。)」とニコニコしてる様子なら結構だ。
この人間がどういうアプローチに打って出てくるのか、
羊のほうも内心でうっすら期待し始めるんですね。


が、殆どの来訪者さんがこの段階を愉しむだけで体験を止めてしまい、
「モコモコだったねー」のち早々にウサちゃんモルちゃんコーナーへ移行します。
積極的にイジってほしかったメェメェちゃんの場合、
そんな程度でおあずけじゃ淋しいのです。
「(もっとアタシを、アタシの内面を、愛してほしかったな…)」


そこで登場するのが長年の滝業の末に編み出された伝説の淫猥テクニック、
名付けて『ムートン・アクセス』だ!!


 ・
 ・ (神谷明の声で)説明しよう!!!!  
 ・ 秘技・ムートンアクセスとは、羊のモコ毛を指先で掻き分け、
 ・ 地肌に直接こそばゆマッサージを施すの術、なのだ!!!!
 ・



緬羊は毛が抜けず溜まり続けるよう魔改造されてしまった獣です。
伸びに伸びてブ厚い層を形成するため、


殆どのスキンシップは無力化します。この構造はヒツジ自身にも不便を強いていて、
体が痒くてもうまく掻けず、歯や蹄でポリポリ、時には立ち木に擦り付けるなどして、
不器用になんとかしのいでます。隔靴掻痒とはまさにこのこと。
シャンプーブラシのような感触に日頃から飢えているのです。

ですから地肌までアクセスしてやると、

ま〜あ喜ぶ喜ぶ。
殆どの羊は客にここまでしてもらえることを知らずに育ってきているのだ。


「(ア〜ン、もっと掻いて。もっと掻いてッ!)」と身をよじり、
意味有りげに身体をすり寄せてピクップルプルッと不思議に震わせたり、
瞼をトロンとさせてのけぞり、いつにない快感に浸ってくれます。
うっとりと身体を任せきってそのまま眠ってしまうコも多いぞ。

最初ツンとしてた羊がこれをきっかけに急速に親しく接してくるし、
掻いてほしい所を口や蹄で指し示してリクエストする意思伝達力の優れた輩までいる。


- - - - 《 〜陶酔〜 》 - - - -

そこでこちらも「ほら、こうされると気持ちいいんだろ…」と耳元で囁きながら、
今日はあかね嬢の鼻の先からお尻まで丹念にモミモミ…

縦横無尽にコ〜ショコショコショ。

お耳の後ろも、緩急つけてソ〜ワソワソワ。

ほっぺたも、くりくりプルプル。


プフゥ…

寝ちゃった。俺の勝ちー。

おおよそこのようにして快楽の園へといざないます。
心を込め時間をかけてマッサージしてやると羊も安心して、
「(このひと、いいひとかも。)」という気持ちで任せてくれるようになる。
せっかく異種同士の交流なのだからここまでいきたいじゃんかい。

聞きかじりの知識で「羊は群れを作る臆病な動物なので馴れない」
などと断言してやまぬ自称ものしりハカセよ、
出て来いや! &その手でぜひ試してみろや!…楽しいぞ。


あれ、コリデールさくら、なによその顔は。
やっぱりしてほしくなったんだろう。あんたさっき拒否したじゃん!




- - - - 《 〜 嫉妬 〜 》 - - - -

そうなのだ。これまた不思議なもので、
他の羊がイイ思いをしているのをちゃんと見ていて、ちゃんと羨ましがるのな。
楽しみ中のところへ明らかにわざと「(ハイおしまい。次わたし)」と割って入り、
「(だめ、まだあたしの番)」「(自分が先なんだから!)」と、
羨望が仲間に伝染しハーレム状態になる。

そこでわざとピタッとやめて帰ろうとすると一斉に、
「(え、やめちゃうの? やだ帰っちゃうの?!)」って顔して見てくる。
わっはっはっは、しょうがないな、じゃああと5分ね…
とダブルトリプル・ムートンアクセスをお見舞いしてやれい! 「あふぅ〜ん♪」

これこそが各こども動物園ふれあいコーナーにて、
「あの〜、どうしてお兄さんだけそんなに羊にモテるんですか?」
と尋ねられる秘密なのであった。


ほれ、しょうがねえなぁさくらさん。コショコショ、クニクニ…


ぅうん…


あっ、そこは…


プフぅ…

ぬはははは、もいっちょあがり。
この調子で羊100頭イかせ斬りでも目指そうかしら。
かようにしてコリデール勢をなんなく陥落、
お次はサフォーク種どもを腰砕けにしまいかと振り向くと、ムムッ?!





そうら、どうだどうだ!(カシュカシュカシュ)

おおっ、はっはっは。お前もか。順番順番!モッシュモシュモシュ)

嬉しいか。ほれほれ〜(ワッシュワシュワシュ)

やばいっ。マスター・ムートンの襲来だ!!


 ・
 ・
 ・(中隆聖の声で)説明しよう!!  「マスタームートン」とは…
 ・
 ・
 ・


…いやごめん、ぜんぜん知らないお父さんなんだが…

妙にこなれた腕さばきにお伺いするとオォ〜やっぱし!
可愛いので頻繁に訪れては挨拶がてら必ずこうしてやっているとのこと。
じゃなきゃなかなかここまでのフィーバー状態はならない。
羊たちも「(あっ、いつものおじさーん)」と列をなすわけだ。

ボヤ〜ッとしてみえる羊ですが実は記憶力が非常によくて、
気持ちいいことしてくれた人、ヤなことしてきた人を、明瞭に憶えます。

ン〜と首をあさっての方向に曲げるのは、こそばゆキモチイイ感情の表現です。

ほら見て、明らかにふれあい体験レベルの手つきじゃない。勉強になるなあ。


「じゃ、また来るからね。バイバイ!」
ヒツジ印のマントを翻して颯爽と去って行く “違いのわかる男” 、マスターヨーダ
甘いピロートークで必死こいてそそのかした俺だけのあかね嬢は、
ちょっくら降臨したジェダイに奪い返されあっさり寝返ってしまいました。
悔ぢいー!! 顔を真っ赤に涙を浮かべ這々の体で逃げ出す悪徳クソ狸であった。


…うそうそ、いやはや偶然があるもんだ。まさにこの風景を取材したかったんです。
伝えたいシーンを華麗に具現化してくだすったありがたい瞬間でした。
さっそく手遣いを真似させてもらったらウヘヘなるほど、よさそうな顔しやがる。
こりは他んチの羊でも試そう。技術は習うもんじゃない、盗むもんだ!!


ただひとつ言えるのは、おじさんもピースケもきっと、
園のスタッフさんには「また来たか」と受け止められてるだろうこと。
うはは! いいじゃねえかよう〜、ふれあいコーナーなんだから。


\「3時をもちまして今日のふれあいは終わりになりまーす」/

振り返って名残惜しそうな視線をよこすあかね嬢(右上)、また会おうね。


人と羊が入り乱れ、羨み羨まれる愛憎のドラマ…
よく考えるとまったく馬鹿みたいな情景だよな。


- - - - 《 〜そして惜別〜 》 - - - -

いつだったか、どこの施設かは敢えて明かさないでおくけれど、
ムートンアクセスやりすぎて飼育員さんに妬かれたのよ。
みんなのひろばでビキニ羊パーリィVIP席よろしくシケこんでいると、
クソ掃き箒を片手に頑張る飼育員さんをイラッとさせてしまうから、
くれぐれも注意だぞ。


 全然いいですよーウチのコ馴れてるんで。



この時はハイハーイごめんねー♪っておそうじ攻撃で別れさせられたっけ。
あっはっはっは、いやだなあ、健全な “ふれあい” してただけッスよ俺たち。

飼育係の若いお姉さんにも罪作りなまでに純情な方がいらして、
プロとして “ウチのコ” たちを深く理解し接したい真面目な心情の裏返しから、
同僚、ひいては一見客が、あまり深く動物とイチャつくのは心外みたいなのだ。
「(私を差し置いて動物を手懐けてンじゃねえよ…)」
これね、動物園ギョーカイ人ならア〜いる〜そんな先輩!!とニヤニヤするはずよ。


シロウトらしく距離おいて驚いてもらいたいのが本音なんだよな、
うっ怖い、わ〜フワフワ、ぎゃ〜舐められた、ひぇ〜ウンコした!ってさ。
親子で昆虫観察会♪の指導員がむしハカセ少年の参加を嫌がるのと一緒で。

そんな場合はお姉さんの地肌へのムートンアクセスも効果的ですが、
別途の諸問題が発生し、飼育係とは少し違う制服を着た人もやってくるでしょうから、
実行なさる場合は充分に後先をご注意のもと、自己責任で行いましょうね。



まあ俺の方もたいがいなんだけどもさ、明らかにタダ者じゃねえから。
牝羊がウットリその気なら屎尿まみれの地面に添い寝しちゃうんだもん。
そこへ無邪気な幼児ヒロ君が「あっ、ひちゅじしゃん」って駆け寄るでしょ、

ママが慌てて追いかけてきてスワーッとヒロ君を持ってっちゃうんだよな、
「こらっヒロ君っ邪魔しちゃだめっ(そのひと変態だからっ)」




羊がまだちょっと厳しい皆さんは、ヤギどもで腕慣らしをしましょう。

ヤギはまるで物怖じせず人間に非常によく馴れる…というか、
馴れ馴れしすぎ、図々しすぎるレベルでグイグイ迫ってくる恐怖の獣なので、
ふれあい体験にはもってこい。犬猫にも劣らぬふれあい獣といえましょう。

俺も羊と仲良く出来ない時はヤギとイチャつくことにしてる。

ヤギもかわいいよな〜。怖がってちゃ勿体ないよ。
エサ(100円)買って持って入るだろ、ガッつかれないように高く掲げるだろ、
ヤギも判ってるから、立ち上がって人の胸に前脚ドスッ!!と突いて食おうとするだろ、
みんなはウギャーって避けるだろ、でも俺は、そいつヨーシヨシって抱いちゃうの。

ス〜リスリスリスリ。

レ〜ロレロレロレロ。舌遣いのやわらかいエロい子だ。

世界のおぞましき拷問特集で「山羊責め」が紹介されるじゃない?
実在した刑なのですゾって得意げに蘊蓄を語るは結構だけれど、
語る前にまずはヤギに舐められ噛まれに動物園へいらっしゃい。

「ヤスリ状の舌で脚の裏の骨が見えるまで舐め続けられる刑」なるものが、
絶対に不可能でもないだろうが、そうとう無理のある話と気付くはず。
ヤスリ状ってほどでもないし、舐めたり噛んだりはヤギの親愛といたずらの表現です。

でも塩分を経口補給するのは本当だから足裏出せば舐めはするよきっと。
鉱塩ブロックをベロベロ舐めたりガリゴリ齧って頻繁にミネラル摂ってるし、
今したばかりの自分の尿を地面からピタピタ飲んだりもする。

小便で濡れたビシャビシャの口とあごひげで俺に擦り寄りチューしてくるんで、
おいおいシッコだらけだぞって押さえた首筋をよく見るとヤギハジラミびっしり。
そんなヤギさんをみんなも可愛がってあげてね!


きもちいー。  →  頭も掻いて。  →  きもちいー。
 



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ムートンアクセス、みんなもやってみたくなったろう?
羊の様子をよく観察しながら施術して、嫌がっている場合はすぐにやめ、
求めているときには存分にやってあげるのが、なかよしへの近道だ!





…ああ、好きな動物の話だと尽きなくてどうしようもなくていけないから、
関東近郊ヒツジ道場破りでこなした傷だらけ糞まみれの戦歴のうち、
俺の心を刻んだ猛者たちを以下に記録して、今ひとまずの報告を終えたい。

羊・山羊にふれあいにお出かけの方はご参考になすってください。



羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊


ズートピア市を混乱に陥れ恐怖で支配しようと画策した罪で、
現在は野動物園に服役中のベルウェザー受刑者。

「穢い政治屋め!」ヤギ受刑者にまで頭突きされ(矢印)むなしく怯えていました。

上野はいつだったかまでは放し飼い突入式の展示だったから、
好き放題イチャイチャできるのを楽しみに今回もどのツラさげてやってきたのだが、
柵の外から眺めてろ入るな式にいつのまにか変更されていた。
自発的に近寄ってきてくれるのを待つ以外に触る方法が無い。クソッ。

伺うと「ええ、いろいろ危険で… 今後もちょっとぉ…」と濁していらしたから、
こちらも多くは訊けないが、ははあ、ひと悶着あったな。
ヤギの頭突きが子供に当たって親が猛クレーム、あたりかな?
どちらにしても残念至極だわいや、広場の魅力がガタ落ちだ。
頃合いにまた再開してほしいなあ。


羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊


ハゲ外人の絶妙トークで大爆笑の盛り上がりなのは、

マザー牧場の呼び物公演「シープショー」!!

…にレギュラーご出演の “世界の羊19種” 、ご様子はというと…

 はぁ…

 ふぅ…


岸部一徳さんもお疲れのご様子。

故郷代表の誇らしい役回りに当初こそ胸を張って活躍していただろうが、
毎日2回の舞台は今やルーチンと化し、オフタイムは裏の楽屋で暇を持て余します。
楽しみといえば観光客が買い与えてくれるひと袋100円のおやつくらい。

彼らもまたムートンアクセスに飢えているのです。実際…


/( えっ、マッサージ… してくれるのかい?)\


出演お疲れさま。拝見しましたよ。(コショコショ)

あなたはとくに毛艶がよくて惚れ惚れするなぁ(カッシュカシュ)

観光客相手には勿体ないくらいの男前です(ガシガシガシ)

いっそ美男子コンクールに出られては?(モフモフモフ)


/ ( ぉお、耳の裏まで。プフぅ… ) \


どや、リンカーン種の前髪紳士(♂)をもイかせる魔性の手さばき狸(♂)。
ご覧の腕まくら状態でもっと頼むよと顎でグイグイ押さえつけられて、
このあと20分くらい帰してもらえず参りました。
羊1000頭全国イかせ斬りでも目指そうかな。


羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊


板橋区立こども動物園&分園のふれあいはまったく苦労した。

 逃げろーッ

全頭(立地に距離のある本園・分園とも)あの怯えぶりなのはやや不思議で、
人間をまるで信頼しておらず、ナメてかかっているフシすらある者もいた。
つかぬことお伺いしますが、ちゃんと愛情こめて世話できてる?


/(食糧で釣ろうなど… フン、お前の魂胆は見え透いている)\


しょうがないからヤギさんたちと遊びました。

どこでもそうだがヤギだけはラブリー。バカがつくほど超ラブリー。


「なつ」って子が異常なまでに警戒体勢むき出しで、

ほら見てよこの顔。あっはっはっは、一目瞭然だろ?
どう優しくアプローチしても2m以上近寄ってきてくれず遠巻きに睨んできます。
「あんたモフりに来たんだろ。あたいは他所の女と違う。絶対モフらせないかんね!」
   ↓


今まで楽しい思い出をありがとう、なっちゃん



羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊



雪印が運営するこどものくに牧場の羊は、
コンテストで金賞を獲ったそうで、さすが毛皮は綺麗に洗われ清潔に管理されており、

ぜひとも仲良くなりたい欲求にかられるが、ここは客と羊のふれあいは不可能。

触った場合の注意をこれだけ誇大に掲示しておきながら、
絶対に触れない距離のスロープを設置というこの矛盾ぶり。
エサはスロープに滑り入れればやれるだろう満足だろうとこうだ。

要するに言わずして「 う ち の 大 事 な 羊 に 手 を 出 す な 」と言ってる。
はいはい触りませんよ〜だ、金賞おめでとうさんでござんすね。


半分の牛はダミアン・ハースト作品の影響か?

どうしてもふれあいたいなら隣に顔ハメ看板があるし、
乳を搾りたきゃ下半身ダミー(?!)で我慢しろと清々しいまでの現物接触拒否。
大人の事情でこれほど子供を邪険にしたこどもの国も愉快だが、
なにをここまでビクビクしているそのわけは雪印といえばご想像の通りの。

雪印さん、大事な羊さんにさわらせてくんなくてどうもありがとう。
水増しやバイ菌いっぱいの乳製品をこれからもたくさん作ってくださいね。

ちなみに先述のべろべろシッコ飲みヤギは園内のまた別エリアに住むヤギたちです。
ヤギハジラミだらけだったこと、消費者には内緒にしておきますね。



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「ゲッ、これ何ッ?!」

「超やばい、キモい」「このひとはちょっと怖いかも…」

ギャル客の罵詈雑言をものともせず豪快お昼寝タイムを楽しみ中なのは、
千葉市動物公園のロッキー様。この風格!!
ご高齢でこの様子なのかしらと伺うと、まだ4歳だって。うそだぁぃ?! てっきり。

頸をかしげた状態で産まれたオスとのこと、当初こそ胸きゅんベイビーだったが、
すくすくご成長あそばし現在はご覧の巨漢妖怪ぶりで異彩を放っています。
突如思い立ったように暴走しては客のド肝を抜いてくれました。

彼についてはエピソードを記した特設ガイド看板があるといいな。
そういう持ち味とわかればお客も恐れないし、逆に人気も出るんじゃないかしら。

恐れずにムートンアクセスしてやるとムフムフ喜んでくれたし、
毛質も悪くなく、とてもいい羊の匂いがしました。
男は見かけじゃない。お客も毛嫌いせず温かく見守ってあげてほしいぞ。

色白でかわいいニコさんにもムートンアクセスを少々。
仲良くなれたと思ったこの直後、狸の下心に感づいたか一目散に逃走してしまい、
閉園時刻まで常に距離を置かれるようになりました。フラレた〜!
こういうパターンもあるかあ、信頼関係って難しい。


  / ( 二度と触らせてやんないから!! ) \(オシッコ漏らしながら)



羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊



 うっふん

 うふふん

あらかわ遊園の羊マダム達はドキッとするよなベッピンさん揃いで、
なかでも年長のナラさん(10歳)↓はひときわ淑やかな美熟女だ。

囲まれてモフモフペタペタやられても静かに微笑んでいる肝っ玉です。
天賦の美貌、穏やかさ、愛され続けた幼き日が、奇跡の愛羊をここに顕在化した。
全国の怯えたクソ羊どもはナラ母さんに学べ。

ちょっと牛馬っぽいマズルラインが抜群に美麗。
同じコリデール種でも顔立ちが違います。板橋のブスと較べてみよう。


取材に動ける日と毛刈りショー予定が合致して結局3回も訪れることに。


その都度ムートンアクセスで無言の会話を楽しんでいるうちに、
場末のスナックの美人ママに入れ込んでるような錯覚に陥りました。結婚して!!


 毛刈りされてツルッパゲになったナラ母さん

男独りじゃまず入らないクソジャリ帝国のその奥に、まさかの桃源郷あり。
遊園地は出し物が悉く古き良きロートルで呆気にとられるものの、
半日どっぷり羊とイチャつきたい偶蹄ラヴァーには超おすすめスポットだ。


/(超おすすめスポットだ!)\



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武動物公園のコリデール勢はビビり者ばかりで、
エサやりついでにちょっと触ってやるだけでスルスル逃げてしまう。


 (デッキの下から顔だけ出して、食い物はちゃっかり貰う)


いっぽうのサフォーク家族が超絶ベタ馴れで、1stムートンアクセス以降、


エサ釣りなく「(掻いてよぅ、遊んでよぅ)」と歩み寄り甘えてくるようになった。
そう来られちゃあ、やっぱ可愛くて仕方ないなあ。


そーら、こんなところをゴシュゴシュしてやろう…

あはぁぁぁ〜ん♪ ぞごギモヂィィのぉ〜っ!


こないだ産まれたばかりのやんちゃな仔羊メントス君に、
ぷっちょさん&ほいっぷさん姉妹も入り乱れてアクセス争奪戦に。

複合アミューズメント施設なのに猛獣やコースターそっちのけで、
手に脂がギットリ付くまで羊デッキに居座りアクセスしてあげました。

アクセスは本気で挑むと何かの冗談かってくらいに手指が汚れて、
匂いが染み付いて洗っても取れなくなるよ。みんなもレッツトライ!



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 仔羊のにおい…

成田ゆめ牧場の「ふれんZOO」は程良い敷地に申し分ない頭数が放たれ、
サーッと逃げる怯えた個体は思いのほか少ない。

殆どの羊たちがムートンアクセスを快く受け入れてくれたし、
嬉しいことにクッソ可愛いチビちゃん達とも交流できた。



あまりの可愛さにさっそく抱えてどこから喰ってやろうか撫でくり回していたら、
「やぎさんひつじさんは持ち上げないようにお願いしまーす」
とは飼育係のお姉さん。おや、そりゃすいません。
畜産学的に正しい保定法で抱いていたつもりだが、
暴れて腸捻転でも起こされちゃまずいからな。

と、直後に仔ヤギをホイッと抱き上げ運んでらしたのには驚かされたが。
…ズルい!役得!

あと鉱塩はいつでも舐められる場所に置いておくこと。
飼育係の義務です。



しょうがないから地面に置いたままグリグリ。

なかでも仔羊すみれちゃん&のりすけ君が抜群になついてきて、
未体験の快感にア〜ンと悩ましく身をもたげ、

最終的には寄ってきて必殺ほっぺむにむに攻撃を楽しんでくれた。
すみれちゃんとは4時間くらい一緒に遊んだかな。

その調子ですくすくと按摩大好き羊に育ち、将来はふれあいの星、
人と羊の未来を繋ぐアンバサダーに就任してくれ。切望す!


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そして前から来たかったモンゴル料理店「シリンゴル」さんについにお邪魔し、
伝統のチャンスンマハと美味しいお料理各種を戴きました。
うんめぇ〜!!

羊の脳みそも追加オーダー。
おかげで羊の考えてる事がわかってきたぞ〜。やっぱり牧草のことしか考えてねえよ。

シェフの馬頭琴の音色とオーナーのお話しを楽しく伺いながら、
羊、羊、羊のオンパレードに興奮。
全身から羊臭をムンムン発し電車の客を卒倒させながら帰宅しました。



羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊羊


まだ行けてない所もあるがだいたいこんなところかな。
どうですか全国の羊さん、こんだけ紹介すりゃ懺悔になったかな?


取材の思い出に、ぼくちゃんデザインのオリジナルプレートを作ったヨ♪

…あっはっはっは、全然なってないか。
羊にとっちゃ変態おじさんの陵辱日誌だもんねえ。
脳まで食べて骨まで拾えば立派にジェフリーダーマーか。
いいやもう変態のままで。




◎内容は事実に基づいていますが文体は演出を含むもので、実際は紳士的に取材させて頂いています。
 各施設の皆様ありがとうございました、お邪魔致しました。
 
 皆さんも「副市長ほわっほわ触りた〜い」とか言ってんなら迷わず動物園へ。 
 マナーとルールを守って楽しく無理させず羊と交流してきてください。
 乱暴な触り方してるチビッコには優しく教えてあげてね。










    サ ー ラ ン ギ ー 図 鑑     

★バイオリンは皆さんご存じのあの形状にほぼ定まっています。しかしサーランギーは製作者・時代・地方によって様々な自由形が存在し、今なお進化を続けています。特に弦数や配線は個体によって全くまちまち。これは、先人に学んでこう作らなければならない・本場の本家本元ではこれが正しい・こうでなければ本物の価値が無い、といった固定概念に縛られていないためです。ひとくちに捉えられないそれらをサーランピーでは「サーランギー属」と総称しています。

こうして並べますといかにもアジア諸国調査で得られた現地サンプルに見えますが、なんと殆どが日本国内で発掘されたものです。日本人の技術で修理を施しました。…そう言われると急に萎えますでしょう? みんな興味本位で取り寄せて結局すぐ手放しちゃうからこういうことになるのです。

しかもこの中には当方が捏造したオリジナル楽器をまことしやかにねじ込んであります。果たしてどれが現地の風薫る本家本物のお宝で、どれが世にもいかがわしい贋作か? 鑑定やいかに?…といったこだわりは、どうにでもなることですし、実のところどうでもよろしいことなのかもしれません。



チーペスト号  名古屋の誰だ号  結局ウチに号  

ボロ号  55号  黄泉号

グランピエ号 ジョギヤ 前方後円ジョギヤ 

カリマンタン号 恵さんでしたか号 そそるスリム号 

ドードゥロバナム ドゥカン号 サランガ

サランガ・ペタンコ エレクトリック チカーラー

チカーラー(近代版) サローズ アフガンサリンダ

ネパリ くさっぱら号 さらん弓(さらんきゅう)

サランダ  擦弦仮面 ダルマサンガ サランダ

ディルルバ エスラジ タール シェナイ

エスラマ ベラバハール カマイチャ

ラーヴァナハッタ ペナ エスラール
プールヴィーナ バリアジアン号 サラウドン
ストゥーパ号 ドドバシキメラ





    文 化 へ の 冒 涜 で は ?     


サーランギーの化石(カンブリア期)


いいえ、全く冒涜にはあたりません。サーランギー属は進化を歓迎し、地域毎に異なる展開を許す楽器群です

民族学・民俗学では、創作の混入は許されず、ありのままを正確にサンプリングすることで解明に努め、敬意を払います。つまり研究者はあくまで傍観者、せいぜい中途参加者であって、真の当事者にはなれません。研究者が自ら文化に手を加え、研究対象を自分自身とし、文化の歴史を塗り替える、これが許されるなら何だってやりたい放題になってしまいます。そのため研究者は、専門性・正確性への拘りにばかりにプライドを置き、しかし自分では大した表現が出来ない、融通の効かない方向へと人格形成されがちです。異文化理解を唱える本人が無理解とは皮肉なもの。サーランピーではこの状態を「スウェーデンポルノ女優のスリーサイズを精緻に暗記した童貞」と呼び、陥らぬよう自戒しています。

だども、オラ、この楽器がこの島でどう進化すんだか夢みちょる真ッ当事者の日本民族だで。何をどう作ろうと直そうとオラほの自由だ。オラが村の遊びがまんまこの楽器の進化の歴史になるだ。「インチキ業者」「思い上がるな」「現地の文化に失礼」「1人で騒いでるだけ」とお感じなのは、ひとえに貴方の心が許さないから。なにせその現地をはじめ世界各国からウチ宛てに「サイトを見た。修理はできるか? オリジナル楽器のオーダーは可能か?」と打診が来ます。もちろん断りますよ。てめーでやれっ。もしくはてめーの村の良さでやってみれっ。…そうすることがいつしか文化となるのだから。