◆ インド発祥の多弦胡弓「サーランギー(Sarangi)」類の話題を中心に、世界でここだけ前代未聞の怪研究・珍開発の数々を発信し続ける異常ブログです。同楽器取扱いの急先鋒にして生物学者や変態ケモナーとしても知られる異常造形作家【川崎ピースケが執筆運営しています。
研究テーマ:1)楽器「サーランギー属」、2)海のダンゴムシの仲間「水産等脚目甲殻類」、3)多肉・塊根・平行、栽培から造花まで「珍奇植物」、4)原材料・愛玩対象としての「羊」 、5)獣人表現「ケモナー」 、等を題材としたデザイン論と実践、特に生物型や生物利用の意味について。議題は多岐に渡り、追究の範疇としてエログロを含みます。* 近年(2)〜(5)の構想がだいぶ具現化したので、2023年から(1)の分野に戻りアプローチを再開できる運びとなりました。
★ 1記事内1主題の場合と、1記事上に短文加筆を重ねる【近業掬イ】(きんぎょうすくい)の場合がある。繁忙時はどうしても後者です。
★トップページには最新2〜3記事のみ表示。過去記事は【アーカイブ】で総覧できます。
★ YouTubeなど外部埋め込みがクソ多い記事は、お使いのクソ環境によって読み込みにクソ時間がかかります。クソしてお待ちくださいませ。


さらん儀蜚°助流【 第1擦・序の口 】


コツブ採りに行ったらドチザメの子供が採れちゃってさ。

逃がしたんだけどすぐまた器に戻ってきて俺の指をフンフンやるものだから、
こりは縁ありと感じ、漁協に電話してOK貰って連れ帰って来ちゃった。
冷凍シーフード(えび・いか・あさり)をよく食べます。
死ぬまで責任持って飼って、死んだら標本にする。


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サーランギー取り扱いWEB講座

【 第1擦・序の口 】


引っ越しがございましたくらいで( ケロログ → はてな )、
おかげさまでサーランピーは運営開始から8年になります。
一貫してインド擦弦楽器サーランギー情報おまかせサイトを銘打っておきながら、
その9割をまるクソどうでもいい話題で埋め尽くすという卑しいペテンにより、

【 サーランギ 弾き方 】
【 サーランギー  修理 】
【 サランギ  通販 】
【 サランギー レッスン 】
【 サーランギ  教室 】
【 サランギ 難しい 】
【 獣姦 馬 無修正 】

等の検索ワードでお越しの皆様を高らかに笑い飛ばすという極悪非道の限りを尽くして参りました。

考えてもみてください。
サーランギーのような高度な取り扱いを要する楽器のスキルを、
ネットで簡単に取得しようなど、甘い話の極みです。
本来は師匠の下について寝食を供にし、厳しい鍛錬を積んでようやく学ぶもの。
また技術取得者の立場からすれば商売あがったり。
無闇に秘密を垂れ流されては「数少ない奏者」の地位に安寧していられません。

ですからサーランギーの詳しい取り扱い方がネット上、まして無料で読めるサイトなど、
どれだけ都合のよすぎる妄想を欲しているのかをまず自戒せねばならないし、
まして免許皆伝などおこがましいにも程があると思いませんか。


安楽椅子に座ってお紅茶とビスケットを嗜みながら得られる情報とわけが違います。
便利な世の中に麻痺し、まるで当然のように明瞭迅速へ溺れ込むあまり、
そこに介在する人々の知恵や努力、血と汗に思い至らないようでは、
人間、そしてこの宇宙とは何かを、道具を通して見つめ直すという命題に一切応えるに能わず、
快楽の為だけに行動する浅ましき人生を呈することに繋がっ…



( ピンポ〜ン♪ 佐川急便でーす )

あっ小包だ!!
こないだ頼んだ『三つ星パティシエとっておきスイーツ自宅で簡単レシピ100選』だな。
布団の上でチョコクッキー食べながらゆっくり読〜もお〜っと♪


えー、以上のような思いから…

バラカンさんやサラームさんが紹介し漏らす領域である「日本のサーランギー」、
天竺の音魔の誘う呪詛具サーランギーの取り扱い方法の公知と普及をもって、
門前で諦め挫折を味わった日本のサーランギー予備隊の底上げ救済を図り、
ならびにグローバルとやらを掲げ日本衰退を唱える各位の益々の喰いっぱぐれを願って、
サーランギー無料WEB講座をここに開講いたしました次第でございます。

すなわち落語立川流… もとい、
『さらん儀蜚°助流(さらんぎ・ぴすけりゅう)』

以降どうぞお見知り置きを。


【 第2擦 】はサーランギーの近代史から解説します。








    サ ー ラ ン ギ ー 図 鑑     

★バイオリンは皆さんご存じのあの形状にほぼ定まっています。しかしサーランギーは製作者・時代・地方によって様々な自由形が存在し、今なお進化を続けています。特に弦数や配線は個体によって全くまちまち。これは、先人に学んでこう作らなければならない・本場の本家本元ではこれが正しい・こうでなければ本物の価値が無い、といった固定概念に縛られていないためです。ひとくちに捉えられないそれらをサーランピーでは「サーランギー属」と総称しています。

こうして並べますといかにもアジア諸国調査で得られた現地サンプルに見えますが、なんと殆どが日本国内で発掘されたものです。日本人の技術で修理を施しました。…そう言われると急に萎えますでしょう? みんな興味本位で取り寄せて結局すぐ手放しちゃうからこういうことになるのです。

しかもこの中には当方が捏造したオリジナル楽器をまことしやかにねじ込んであります。果たしてどれが現地の風薫る本家本物のお宝で、どれが世にもいかがわしい贋作か? 鑑定やいかに?…といったこだわりは、どうにでもなることですし、実のところどうでもよろしいことなのかもしれません。



チーペスト号  名古屋の誰だ号  結局ウチに号  

ボロ号  55号  黄泉号

グランピエ号 ジョギヤ 前方後円ジョギヤ 

カリマンタン号 恵さんでしたか号 そそるスリム号 

ドードゥロバナム ドゥカン号 サランガ

サランガ・ペタンコ エレクトリック チカーラー

チカーラー(近代版) サローズ アフガンサリンダ

ネパリ くさっぱら号 さらん弓(さらんきゅう)

サランダ  擦弦仮面 ダルマサンガ サランダ

ディルルバ エスラジ タール シェナイ

エスラマ ベラバハール カマイチャ

ラーヴァナハッタ ペナ エスラール
プールヴィーナ バリアジアン号 サラウドン
ストゥーパ号 ドドバシキメラ





    文 化 へ の 冒 涜 で は ?     


サーランギーの化石(カンブリア期)


いいえ、全く冒涜にはあたりません。サーランギー属は進化を歓迎し、地域毎に異なる展開を許す楽器群です

民族学・民俗学では、創作の混入は許されず、ありのままを正確にサンプリングすることで解明に努め、敬意を払います。つまり研究者はあくまで傍観者、せいぜい中途参加者であって、真の当事者にはなれません。研究者が自ら文化に手を加え、研究対象を自分自身とし、文化の歴史を塗り替える、これが許されるなら何だってやりたい放題になってしまいます。そのため研究者は、専門性・正確性への拘りにばかりにプライドを置き、しかし自分では大した表現が出来ない、融通の効かない方向へと人格形成されがちです。異文化理解を唱える本人が無理解とは皮肉なもの。サーランピーではこの状態を「スウェーデンポルノ女優のスリーサイズを精緻に暗記した童貞」と呼び、陥らぬよう自戒しています。

だども、オラ、この楽器がこの島でどう進化すんだか夢みちょる真ッ当事者の日本民族だで。何をどう作ろうと直そうとオラほの自由だ。オラが村の遊びがまんまこの楽器の進化の歴史になるだ。「インチキ業者」「思い上がるな」「現地の文化に失礼」「1人で騒いでるだけ」とお感じなのは、ひとえに貴方の心が許さないから。なにせその現地をはじめ世界各国からウチ宛てに「サイトを見た。修理はできるか? オリジナル楽器のオーダーは可能か?」と打診が来ます。もちろん断りますよ。てめーでやれっ。もしくはてめーの村の良さでやってみれっ。…そうすることがいつしか文化となるのだから。