◆ インド発祥の多弦胡弓「サーランギー(Sarangi)」類の話題を中心に、世界でここだけ前代未聞の怪研究・珍開発の数々を発信し続ける異常ブログです。同楽器取扱いの急先鋒にして生物学者や変態ケモナーとしても知られる異常造形作家【川崎ピースケが執筆運営しています。
研究テーマ:1)楽器「サーランギー属」、2)海のダンゴムシの仲間「水産等脚目甲殻類」、3)多肉・塊根・平行、栽培から造花まで「珍奇植物」、4)原材料・愛玩対象としての「羊」 、5)獣人表現「ケモナー」 、等を題材としたデザイン論と実践、特に生物型や生物利用の意味について。議題は多岐に渡り、追究の範疇としてエログロを含みます。* 近年(2)〜(5)の構想がだいぶ具現化したので、2023年から(1)の分野に戻りアプローチを再開できる運びとなりました。
★ 1記事内1主題の場合と、1記事上に短文加筆を重ねる【近業掬イ】(きんぎょうすくい)の場合がある。繁忙時はどうしても後者です。
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𓆟𓆟𓆟𓆟近業掬イ 2023/01/25𓆟𓆟🐇𓆟




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【01/25】本年度予定を予定どおり遂行中


====【近況1】同窓新年会 ====


有難いことに高校時代の同窓生と未だに繋がりがあって、

先日は恩師を囲んで渋谷の隠れ居酒屋で新年の一席をば。
みんな元気でよがっだよがっだのう、死んじまっちゃ淋しいけえのう。

なんつって黙食もアクリルもビニールも無しの堂々会食。
なんでい、あんな無粋な。なんのために? まん延? 葛根湯で充分です。





====【近況2】日本甲殻類学会を脱会 ====


昨年末をもちまして学会(海老・蟹・その他のね)の盲目的ご信心を解脱、
ゴザ敷き水呑み生活苦にあえぎ身ぐるみ剥いで身銭を切るよな浄財布施も、
朝晩の題目おつとめ( 等脚端脚十脚鰓脚… 貧乏不遇欲情空腹… )唱和も要さぬ自由の身と相成りました。
仏罰! 折伏! 人間勝利!

ご専門各位には別段たいし… ッtっ…、たいぇへtん…、お世話になり申した。
母なる海に晴れやかな野グソでもププ垂れてやろうかと深謝の念で腹一杯でございます。
今後ともピースケ大僧正の叡智の数々をさ~もさも最初から知っとるケの如くお振る舞い下さいまし。

や、もう、いいかげんそろそろ俺の本分に戻らないとね。
ちょっとお邪魔して勉強させて戴くつもりだったのに、逆に俺が博士に新知見を教えてる状態
まして近年発信の資料で最も読まれ言及されてるのが「生鮮な人肉」では参っちゃうよ。
それが本年度から会費年7000円に値上げとは、さすがにちょっとなあ。
7000円恵んでくれてもいいくらいだぜよ。





====【近況3】サーランギー調整再開 ====


ヤんなきゃヤんなきゃと懸案しちゃ失念ぶっこいてきた、

研究室壁面の弦楽器群をギター類からサーランギー類にすげ替える時間を取れました次第。
棹モン提げとくと見るなり手に取って遊んじゃって、弓モン奥にしまっとくとすっかり忘れちゃうだよ。
おまけに甲殻ムシやってちゃ製作修理いつまでも進まねぇでかんわ、常に目に入るようにしねえと。

これで全部じゃないです。他に古典器楽用の色々、
あとサンタル族の木彫りバナムのまとまりも保管室に在る。
クソ低所得をどうにか削ってコツコツとゴミ同然のズタボロ残骸楽器に替える、やるせねえ作業だよ。
お金持ちだったらバーンと買い漁って博物館でもオッ建てたいところだけど、残念ながら。

そう、楽器ばっか沢山持ってたところで凄くも偉くもねえの、どうせ持て余すだけだ。
だがその仕様や痕跡からは、どんな弦をどう張ってどう使いどんな音曲を成していたかを読み取れる。
長期的に見てどう修理しどう製作すべきか、現物資料は次の研究へのよい足掛かりになるんです。

しかもだ、この殆どが日本国内の古物売買から発掘されている。のは、いったいなぜだ?
あろうことか幾つかは日本国内産である。のは、どういうわけだ?
そして当該「日本におけるサーランギー類の今後」を標榜する第一線の造形研究者は、どこのどいつだ?

我こそインド文化通、或いは化石通、考古通、でなければ教授や学芸員でもいい、
貴方のプライドに賭けてこの実態をどう説明するのだ?
なぜ真っ先に調べ、採り上げ、紹介しないのだ? 

…専門家各位、なぜそう黙りこくっているのだ?
凄い他人に肖った物真似や解説しか出来ない無能だからか?!





====【近況4】最近作ったもの ====


風呂場や便所でシコシコシコシコ、スコスコこすって、最近やっとフィニッシュ。ふう(賢者)。

白濁汁がダラダラと滴り落ちています。
ええ、ほんとの話。彫塑っていうのは未完成のままついつい忘れて放置しちゃうから、
イヤでも目につく風呂やトイレん中に置いて、用足しついでに少しずつ研磨してきた。

脚を4本取り付けて、

ひっくり返したら、

可愛いでしょ?


正解を探して完成まで3年弱かかっちゃった。

本作に関してはかねてより想い浮かんでたまらず現実に成したかったストーリーがあり、
先日ようやっと時間を作ることが叶いましたんで、ぼちぼち顕在化して参ります。
ついては美大生時代、他学科だけどひときわ印象の強かった教授、
“モガちゃん” について今一度回想する必要がある。以前にも少し触れたのだけどね。
あと河川法の扱いについても今一度触れておかないとな。




====【近況5】この文面、次の文面、次の次の文面 ====


ええ、まったく、上記のとおりのこってす。
命短し恋せよ狸、ひとつひとつ片付けていきますよってに。

サーランギーひとつに専念してちゃ他国の伝統まねごと音楽かコラボ遊びぐれえしか能の無い、
オレガオレガな承認乞食(3500円ドリンク別)確定のチラシ配り人生だろ、つまらん人生じゃん?
ましてこの時代、人様に時間金銭割かせて認めに来やがれっていうコスト対価値あんだかどうだか。

俺ぐれえになると日々ほとばしる発想に大忙しで、誰に褒められ認められ云々どうでもいいのよ。
モガちゃんレベルになると、宇宙と交信し始めるっていうからな、あやかりたいものです。











    サ ー ラ ン ギ ー 図 鑑     

★バイオリンは皆さんご存じのあの形状にほぼ定まっています。しかしサーランギーは製作者・時代・地方によって様々な自由形が存在し、今なお進化を続けています。特に弦数や配線は個体によって全くまちまち。これは、先人に学んでこう作らなければならない・本場の本家本元ではこれが正しい・こうでなければ本物の価値が無い、といった固定概念に縛られていないためです。ひとくちに捉えられないそれらをサーランピーでは「サーランギー属」と総称しています。

こうして並べますといかにもアジア諸国調査で得られた現地サンプルに見えますが、なんと殆どが日本国内で発掘されたものです。日本人の技術で修理を施しました。…そう言われると急に萎えますでしょう? みんな興味本位で取り寄せて結局すぐ手放しちゃうからこういうことになるのです。

しかもこの中には当方が捏造したオリジナル楽器をまことしやかにねじ込んであります。果たしてどれが現地の風薫る本家本物のお宝で、どれが世にもいかがわしい贋作か? 鑑定やいかに?…といったこだわりは、どうにでもなることですし、実のところどうでもよろしいことなのかもしれません。



チーペスト号  名古屋の誰だ号  結局ウチに号  

ボロ号  55号  黄泉号

グランピエ号 ジョギヤ 前方後円ジョギヤ 

カリマンタン号 恵さんでしたか号 そそるスリム号 

ドードゥロバナム ドゥカン号 サランガ

サランガ・ペタンコ エレクトリック チカーラー

チカーラー(近代版) サローズ アフガンサリンダ

ネパリ くさっぱら号 さらん弓(さらんきゅう)

サランダ  擦弦仮面 ダルマサンガ サランダ

ディルルバ エスラジ タール シェナイ

エスラマ ベラバハール カマイチャ

ラーヴァナハッタ ペナ エスラール
プールヴィーナ バリアジアン号 サラウドン
ストゥーパ号 ドドバシキメラ





    文 化 へ の 冒 涜 で は ?     


サーランギーの化石(カンブリア期)


いいえ、全く冒涜にはあたりません。サーランギー属は進化を歓迎し、地域毎に異なる展開を許す楽器群です

民族学・民俗学では、創作の混入は許されず、ありのままを正確にサンプリングすることで解明に努め、敬意を払います。つまり研究者はあくまで傍観者、せいぜい中途参加者であって、真の当事者にはなれません。研究者が自ら文化に手を加え、研究対象を自分自身とし、文化の歴史を塗り替える、これが許されるなら何だってやりたい放題になってしまいます。そのため研究者は、専門性・正確性への拘りにばかりにプライドを置き、しかし自分では大した表現が出来ない、融通の効かない方向へと人格形成されがちです。異文化理解を唱える本人が無理解とは皮肉なもの。サーランピーではこの状態を「スウェーデンポルノ女優のスリーサイズを精緻に暗記した童貞」と呼び、陥らぬよう自戒しています。

だども、オラ、この楽器がこの島でどう進化すんだか夢みちょる真ッ当事者の日本民族だで。何をどう作ろうと直そうとオラほの自由だ。オラが村の遊びがまんまこの楽器の進化の歴史になるだ。「インチキ業者」「思い上がるな」「現地の文化に失礼」「1人で騒いでるだけ」とお感じなのは、ひとえに貴方の心が許さないから。なにせその現地をはじめ世界各国からウチ宛てに「サイトを見た。修理はできるか? オリジナル楽器のオーダーは可能か?」と打診が来ます。もちろん断りますよ。てめーでやれっ。もしくはてめーの村の良さでやってみれっ。…そうすることがいつしか文化となるのだから。