ラーガ:プールヴィ の練習をみっちり。
プールヴィを弾く時はドゥルパド歌手の心づもりを特に意識し、
派手なターンを控えめに落ち着いた表情を目指して、ぬっとりのびのび弾く。
サーランギーの手癖まんま弾くと無駄にキンキラするばかりで深みが出ない。ような気がする。
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製作の疲れを製作で癒すと申しますもんで、ふと思い立ち、
ぐっさんが表紙のウクレレ製作キット(宝島社)なんぞに手を出した。
1時間ちょっとで完成↑。
本来なら「自由に塗って世界で一つのオリジナルウクレレを作ろう」なのだが、
無地のままで可愛らしいからこれで終了です。
▲ヘッドの角を削り丸めて極力シンプルに。気付けば知久ギターを彷彿する仕上がり。
このキットはオリジナル設計ではなく他社製品の再パッケージ版で、
中身はずっと昔から小学生向けの図工教材に採用されているウクレレ工作セット。
実際、小学生ん時に先生用の教材カタログに載っててさあ、
当時から弦楽器クソ野郎だったもんで授業採用を熱望しましたが届かず、
苦節20年、ようやっと悲願達成でござんす。
へっぽこベニヤにへろへろテグスにプラ指板。中国製ゆえサウンドは酷いもんなのだが、
使用感は意外と悪くなく、手持ち無沙汰にポロンポロンするくらいなら充分。
さらに胴の形状が異様にずんぐりむっくりで正規ウクレレにない独特な愛嬌がある。
このボディラインでなかったらわざわざ買ってない。
完成後の空き箱を捨てようと畳んでいた時、
音楽を愛するぐっさんを邪険にポイ捨てするのがどうにも申し訳なく思われ、
写真のお顔を再使用させて戴いた。ひとしきり大笑い。
これなら、ぐっさんが表紙の工作ブックを買って作った思い出になるし、
単に好きな色を塗るよりずっと愉快なアイテムに仕上がったでしょ。
今さらウクレレなんぞ買ったのには理由がもうひとつ。
ちょっと変わった形のウクレレのアイデアが浮かんでしまい、
サクッと1本作って旅の供にできたらなんて思ってるの。
ぐっさんはそいつの寸法採り材料。
いっぽうレアンコイリアはヒレ脚の向き調整にちょっと心配があったので、
本番前に同じ布の端を少し使って、ひとまわり小さく習作する。
ああ〜やっぱ挟み込む構造じゃ脚が末広がりになるから駄目だわ。
下に脚が垂れたルックスにするには芯の外にぶら下げた方がよさそうだな、
愛用の糞ミシン(すぐ糸調子がずれる)に無理させることもないし。
本番はこれよりひとまわり大きく作る予定だったけど、いや、倍は大きくしよう。
せっかく作るんだからダイオウグソクぬいぐるみとタメはれるくらいに。
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…作ってばっかし?
しょうがないのよ、慢性の造形病患者なんだもん。
物の形が半端だと情緒不安定になって、より良い形に作り直したくなる。
どなたかの頼み物であればなおさら半端にはできないし、
たとえ誰が見てるわけでもない造作物でも納得いくまで自分を突き詰めます。
思わぬ所から見られてるかもしれないもんね。