◆ インド発祥の多弦胡弓「サーランギー(Sarangi)」類の話題を中心に、世界でここだけ前代未聞の怪研究・珍開発の数々を発信し続ける異常ブログです。同楽器取扱いの急先鋒にして生物学者や変態ケモナーとしても知られる異常造形作家【川崎ピースケが執筆運営しています。
研究テーマ:1)楽器「サーランギー属」、2)海のダンゴムシの仲間「水産等脚目甲殻類」、3)多肉・塊根・平行、栽培から造花まで「珍奇植物」、4)原材料・愛玩対象としての「羊」 、5)獣人表現「ケモナー」 、等を題材としたデザイン論と実践、特に生物型や生物利用の意味について。議題は多岐に渡り、追究の範疇としてエログロを含みます。* 近年(2)〜(5)の構想がだいぶ具現化したので、2023年から(1)の分野に戻りアプローチを再開できる運びとなりました。
★ 1記事内1主題の場合と、1記事上に短文加筆を重ねる【近業掬イ】(きんぎょうすくい)の場合がある。繁忙時はどうしても後者です。
★トップページには最新2〜3記事のみ表示。過去記事は【アーカイブ】で総覧できます。
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𓆟𓆟𓆟 近業掬イ 2021/10/20〜10/28 𓆟𓆟𓆟

※1記事を上書きしてちょこちょこ溜めていく方式の短文近況コーナーを挟んでみることにしました。

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【10/28】<やること備忘録>

デモ演奏
ゴピチャロッド、ルネサン商務、ペップバーン、象のバハール、ホニホフールのチッチちゃん

蜚°助流
サーランピーのテーマ2、米式便器とラバーブ、スイングギタン、ファンキーサランギ→クラフトワーク電気グルーヴ、G線上、狐火のラーガ、カントリー(サランパジョーンズ)、ガワキバヤ、スカ

製作
ロフタール、ヘランコリ、スライド笛式、梯柳寺、シンノオル、古玩さらん木、究極のインド笛ナズマール、DXサリンダ、ハープ付ギター、石に四つ足、ボクノ ヘヤニモ ミニミニ モガミ、熊毛皮リュック、羊帽子、運悶袋、他


…大忙しだわな〜。どれから手をつけたらいいやら。


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【10/26】 

そうですね、ある分野の専門家を自称する人物が果たして本物か偽物かどうかは、
その人と、その分野が、両思いかどうか
、かな。
分野を素っ裸に愛し、分野からも素っ裸に愛されているかどうか、
これを伺うことにしてる。充分な飯の種にできているかどうかは別の話。


分野に愛されているわけではない人はどうにか愛されようと努力し、確かに愛されている理由を欲しがるわけだけれど、分野は特にテメェなんぞ愛していないので、秘密をなかなか明かさない。必然的に通り一辺倒、努力努力なパフォーマンスになる。

分野のほうも人間を見ていますから、ふむ、こいつは見込みがあるな、頑張っているな、と感じてくれていることもあるだろうし、一方、薄っぺらをばれないよう取り繕ってばかりの人間には、キミそれ知識や入れ込みを自慢したくてやってるだけだろ?と、見透かして扉を閉じてしまうんだ。

ですから研究不正というのは、つまり分野から愛されている自分でありたい、愛されている理由と実感を欲しいあまりに、自他を騙す嘘なんでしょうね。


ところが分野が誠に罪作りなのは、分野の側が魅入っている人間に対しては、そうそう手に入らない宝物を黙ってポッケに突っ込んでくる。努力の人が羨み妬むのはそこ。

私の服はポッケが幾つもあって、たいがい何かしら入っています。レシートだの、飴玉の空き袋だの、知らない小石だの。分野がいつのまに何かしら突っ込んでくるんですよ、レシートだの、飴玉の空き袋だの、知らない小石だの、ばっかりなんですけど。



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【10/23】 ● 映画『劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ』観るも、映画館内の客がじつに俺1人、貸し切り状態でした。平日昼の男一匹自由業にも責任あるんだけど、券をもぎり係に渡す時「まだちょっと時刻が……あっえっオトッオトッ、オトッペオトッペオトッペですか? あっあっどうぞオトッペ、シアター2です」だって。どうもありがとう。

完成度は非常に高いが所謂ファンムービーか。普段よりオトッペをキッズに観せてる親御さんや大きなお友達なら、きっと涙ホロリ。オトッペ知らない人には、まるくそチンプン。オトッペ嫌いな奴は、寝て糞しろ。来年ごろTV放映とみた。

帰りにサイゼリヤで腹ごしらえ。隣の客が盛大にゲロ吐いてくたばる様相を眺めながら、羊肉串をWサイズで美味しく戴きました。また食べに来よう。


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【10/20】 ● 𓆜“きんぎょうすくい”𓆜、と読んでください。1記事を上書きしてちょこちょこ溜めていく形の、短文近況コーナーを試験的にやってみることにしました。ある程度溜まったら切り離す。と同時に別途トピック記事も時々書いて出す。書いては消してた近況お知らせ欄(→)の本記事化です。金魚すくい屋で掬ってきた金魚を家の金魚鉢に同居させて、増えて狭くなったら新しい鉢を買ってくるイメージ。ネタはいっぱい溜まってんだよ。

そこまでしてでもtwitterをやらないのは、あれは連絡網としては確かに優秀のようだが、見てるとなんだかわざわざ喧嘩してばかりで馬鹿みたいだもの。必要に応じて傍観しても同じ土俵には立たないよ、の気持ちです。








    サ ー ラ ン ギ ー 図 鑑     

★バイオリンは皆さんご存じのあの形状にほぼ定まっています。しかしサーランギーは製作者・時代・地方によって様々な自由形が存在し、今なお進化を続けています。特に弦数や配線は個体によって全くまちまち。これは、先人に学んでこう作らなければならない・本場の本家本元ではこれが正しい・こうでなければ本物の価値が無い、といった固定概念に縛られていないためです。ひとくちに捉えられないそれらをサーランピーでは「サーランギー属」と総称しています。

こうして並べますといかにもアジア諸国調査で得られた現地サンプルに見えますが、なんと殆どが日本国内で発掘されたものです。日本人の技術で修理を施しました。…そう言われると急に萎えますでしょう? みんな興味本位で取り寄せて結局すぐ手放しちゃうからこういうことになるのです。

しかもこの中には当方が捏造したオリジナル楽器をまことしやかにねじ込んであります。果たしてどれが現地の風薫る本家本物のお宝で、どれが世にもいかがわしい贋作か? 鑑定やいかに?…といったこだわりは、どうにでもなることですし、実のところどうでもよろしいことなのかもしれません。



チーペスト号  名古屋の誰だ号  結局ウチに号  

ボロ号  55号  黄泉号

グランピエ号 ジョギヤ 前方後円ジョギヤ 

カリマンタン号 恵さんでしたか号 そそるスリム号 

ドードゥロバナム ドゥカン号 サランガ

サランガ・ペタンコ エレクトリック チカーラー

チカーラー(近代版) サローズ アフガンサリンダ

ネパリ くさっぱら号 さらん弓(さらんきゅう)

サランダ  擦弦仮面 ダルマサンガ サランダ

ディルルバ エスラジ タール シェナイ

エスラマ ベラバハール カマイチャ

ラーヴァナハッタ ペナ エスラール
プールヴィーナ バリアジアン号 サラウドン
ストゥーパ号 ドドバシキメラ





    文 化 へ の 冒 涜 で は ?     


サーランギーの化石(カンブリア期)


いいえ、全く冒涜にはあたりません。サーランギー属は進化を歓迎し、地域毎に異なる展開を許す楽器群です

民族学・民俗学では、創作の混入は許されず、ありのままを正確にサンプリングすることで解明に努め、敬意を払います。つまり研究者はあくまで傍観者、せいぜい中途参加者であって、真の当事者にはなれません。研究者が自ら文化に手を加え、研究対象を自分自身とし、文化の歴史を塗り替える、これが許されるなら何だってやりたい放題になってしまいます。そのため研究者は、専門性・正確性への拘りにばかりにプライドを置き、しかし自分では大した表現が出来ない、融通の効かない方向へと人格形成されがちです。異文化理解を唱える本人が無理解とは皮肉なもの。サーランピーではこの状態を「スウェーデンポルノ女優のスリーサイズを精緻に暗記した童貞」と呼び、陥らぬよう自戒しています。

だども、オラ、この楽器がこの島でどう進化すんだか夢みちょる真ッ当事者の日本民族だで。何をどう作ろうと直そうとオラほの自由だ。オラが村の遊びがまんまこの楽器の進化の歴史になるだ。「インチキ業者」「思い上がるな」「現地の文化に失礼」「1人で騒いでるだけ」とお感じなのは、ひとえに貴方の心が許さないから。なにせその現地をはじめ世界各国からウチ宛てに「サイトを見た。修理はできるか? オリジナル楽器のオーダーは可能か?」と打診が来ます。もちろん断りますよ。てめーでやれっ。もしくはてめーの村の良さでやってみれっ。…そうすることがいつしか文化となるのだから。