いま次回の記事を書いてるところですが「 “コロナ エアロゾル” 」で検索して当ブログの過去記事(ウンコまみれ羊毛を湯船で洗うの巻)にお越しの方が複数いらっしゃるようなので、急ぎ追記します↓。
1)風呂場で「エアロゾルに乗る」から気をつけてと書いたのはレジオネラ。あれも同様に肺炎を引き起こしますが、あれは菌で、コロナウイルスとは全く別の生き物です。
ウイルスの場合、よほど患者と混浴してくしゃみをすぐ吸い込むような条件でなければ、体外に出てしまうと風呂場に長くは踏ん張れないだろうし、お湯シャワーですぐ流れちゃうと思います。しかしレジオネラはいい湯加減だとむしろ元気らしく、アメーバとつるんで溜まり場にたむろして、いつまでも帰らないらしいんですよ。コロナも怖いですがそいつらには年間通して注意が必要かな。
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2)ウイルスは菌よりずっと小さく、患者のくしゃみ等のしぶきに余裕で乗ります。「エアロゾル」という言葉はその飛んだ水玉の大小でそう呼んだり呼ばなかったりするだけのことであって、状態がエアロゾルであるかないかは別問題。大きさがどうあれ、ウイルスを含む細かな水玉が飛んで他人の粘膜に届くとそこから侵入する仕組みです。
ただ今回のコロナという奴がその水玉の乗り物を必要とせずそいつ単体で飛んでいく技を、果たして持っているかどうか?は、わかんない。観察が必要ですね。
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3)そのウイルス単体が網目を余裕ですり抜けるからマスクなんか無意味!とよく言われますが、鼻や口を直接触らないバリアーの意味と、空気の流体力学的な意味からも、一定の効果ありと俺はみています。それより薬用石鹸で念入りに手洗いと、うがいはヨード薬を入れるか、無ければ緑茶で。緑茶ちびちび飲みだけでも意外に効果あるんじゃないかしら。
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4)俺は花粉症&鼻炎持ち、なのに粉塵作業者で、年間通してマスク常備、鼻と喉に違和感を覚えることは茶飯事です。が、ムズムズピリピリジワ〜…あっ風邪のバイキン入ったか?と感じた時は、人肌に燗をつけた市販の緑茶に少し塩を入れた「生理食塩緑茶」で鼻うがいしてます。これ気持ちいいですよ。
空気を鼻方向へゴポゴポ出しながらあちこちゆっくり首をかしげ、まず左右の鼻腔のヒダ、それから鼻と喉の繋ぎ目あたりの向こう壁(アデノイドといいます)をすすぎます。それで風邪の進行を防げたことが何度もありましたから、鼻うがい怖い人は小林製薬のハナノアでも買って風呂場で一発練習してみてくださいまし。
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5)以上は一応、生物の勉強と経験から言える個人的意見ですが、そう嘘デタラメでもないとは思います。進路が理系だったら公衆衛生学・疫学・寄生虫学方面に進みたいと思ってました。飛び交うヘンテコ情報に惑わされぬよう吟味して命を守ってくださいね。