◆ インド発祥の多弦胡弓「サーランギー(Sarangi)」類の話題を中心に、世界でここだけ前代未聞の怪研究・珍開発の数々を発信し続ける異常ブログです。同楽器取扱いの急先鋒にして生物学者や変態ケモナーとしても知られる異常造形作家【川崎ピースケが執筆運営しています。
研究テーマ:1)楽器「サーランギー属」、2)海のダンゴムシの仲間「水産等脚目甲殻類」、3)多肉・塊根・平行、栽培から造花まで「珍奇植物」、4)原材料・愛玩対象としての「羊」 、5)獣人表現「ケモナー」 、等を題材としたデザイン論と実践、特に生物型や生物利用の意味について。議題は多岐に渡り、追究の範疇としてエログロを含みます。* 近年(2)〜(5)の構想がだいぶ具現化したので、2023年から(1)の分野に戻りアプローチを再開できる運びとなりました。
★ 1記事内1主題の場合と、1記事上に短文加筆を重ねる【近業掬イ】(きんぎょうすくい)の場合がある。繁忙時はどうしても後者です。
★トップページには最新2〜3記事のみ表示。過去記事は【アーカイブ】で総覧できます。
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ウーチャカ国防軍の令により2018年もヒツジ年を持ち越す運びとなりましたウェーイ


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【終了しました】
恒例ド初春2018・川崎ピースケLIVE情報

2018年1月1日(月)午前5:30〜6:00
一、トゥヴァ共和国 望郷歌「Kongurei」
一、蜚°助流 狸糞祭文「当世羊太夫

 祭文語り… 厄除川崎ピースケ大師(造形オフィス狸化室)
   曲師… ひつじのチッチちゃん(ホニホフール)
特別ゲスト… 大日如来(マハーバイローチャナ)

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昨年(2017)初春のさらん弓奉納は思いがけなくえらい事態となりました、
「マジかよ今年BGMあり?! ウェ〜イ」「まじパネエっす」…すまん違うんだ。
そこで今年こそは誰もおらぬ刻を狙いすまし、おかげさまで聴衆おおむね墓の骨。
誰もおらぬ夜の墓地で幽霊相手に演奏出来ないようじゃミュージシャンとして失格よ。

このところ音曲は神仏奉納オンリーになっている。
いわゆる民族音楽ライブ、お客の無学に甘えた借り物芸能で高いカネ取る活動を、
もちろん頑張っていきたい同志達には引き続き頑張ってもらいたい所存なのだが、
自ら方々でダラダラと垂れ流し続ける事にはとんと興味を失っている。
やるなら余程工夫したものをガツンと成したいのだ、サロンドサランギ展の如く。


大日如来は未年生まれのご本尊ゆえ、懸案の音曲魔獣ホニホフールも馳せ参じ、
のど歌・ざれ歌の相伴に乗じて初顔合わせのご挨拶をば。

こん時↑は明け方だからよかったが、お札を授かりに行った昼下がりがまずかった。
腹にポッカリ穴あいた羊がマフラー巻いて背負われて参るもんですから、
「ワッびっくりした羊」「あら羊ちゃんウフフアハハ」と後ろ指さされ組。

ったく、俺のやる事なす事みんなケラケラ笑いよってからに。
人生そのまんま街のハプニングアートになっているということか。
清き浄財でも請求したろうかいっつの。




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誠に遅ればせながら、

新年あけましておめでとうございまする。
更新待ってくれてた人ごめんね、年末は部屋の片付けに明け暮れ、
三が日はお参りと部屋の片付けに明け暮れておりました。


今年の年賀画像は軍拡オフィス狸化室国防軍の令を受けて開発に携わった、
猫ミサイル迎撃システム搭載の犬張り子でございまする。
備えあれば嬉しいな。小学生の頃から訝しんできた無防備主義のペテンに、
この頃ようやく少しずつお気づきの方が増え、嬉しい限りであります。
…けどまぁそこはこのブログで言及する事じゃないか。

旧年中に遂げたかった造形仕事は残念ながらやり残してしまいました。
さらん儀蜚°助流もホニホフールもまだ中途だったね、すまない。
しかし品質は落としたくないのだ、納得いく形で着実にこなして参ろう。
決してダブル介護のせいには致しますまい。


訳あって必要以上に購入している正月飾りもそろそろ文献化せねばならないし、


とはいえ玄関用には少々デカ過ぎたかもしらん


新しい楽器のアイデアが6つも7つも出てくるし、
スナホリムシたちに教わった海の秘密も次の夏には明確に掴んでやりたいし、
去年刈ったキャシーさんのツンと臭い羊毛もそろそろ紡いで織りたいし、
オーブン陶土で我想う茶道具もそろそろ焼きたいし。

有り余る、ああすべき、こうありたし、造形たちの山。
あまり大風呂敷もよくないが造形作家たる者この程度の風呂敷はSサイズだ。
いつ終わるか知らない人生、後悔無きよう全力で臨もう。


(c)NHK

受信料を払って賜る今年のたなくじ。
ウーチャカ大放送が仰るなら頑張れそうな気がする。








    サ ー ラ ン ギ ー 図 鑑     

★バイオリンは皆さんご存じのあの形状にほぼ定まっています。しかしサーランギーは製作者・時代・地方によって様々な自由形が存在し、今なお進化を続けています。特に弦数や配線は個体によって全くまちまち。これは、先人に学んでこう作らなければならない・本場の本家本元ではこれが正しい・こうでなければ本物の価値が無い、といった固定概念に縛られていないためです。ひとくちに捉えられないそれらをサーランピーでは「サーランギー属」と総称しています。

こうして並べますといかにもアジア諸国調査で得られた現地サンプルに見えますが、なんと殆どが日本国内で発掘されたものです。日本人の技術で修理を施しました。…そう言われると急に萎えますでしょう? みんな興味本位で取り寄せて結局すぐ手放しちゃうからこういうことになるのです。

しかもこの中には当方が捏造したオリジナル楽器をまことしやかにねじ込んであります。果たしてどれが現地の風薫る本家本物のお宝で、どれが世にもいかがわしい贋作か? 鑑定やいかに?…といったこだわりは、どうにでもなることですし、実のところどうでもよろしいことなのかもしれません。



チーペスト号  名古屋の誰だ号  結局ウチに号  

ボロ号  55号  黄泉号

グランピエ号 ジョギヤ 前方後円ジョギヤ 

カリマンタン号 恵さんでしたか号 そそるスリム号 

ドードゥロバナム ドゥカン号 サランガ

サランガ・ペタンコ エレクトリック チカーラー

チカーラー(近代版) サローズ アフガンサリンダ

ネパリ くさっぱら号 さらん弓(さらんきゅう)

サランダ  擦弦仮面 ダルマサンガ サランダ

ディルルバ エスラジ タール シェナイ

エスラマ ベラバハール カマイチャ

ラーヴァナハッタ ペナ エスラール
プールヴィーナ バリアジアン号 サラウドン
ストゥーパ号 ドドバシキメラ





    文 化 へ の 冒 涜 で は ?     


サーランギーの化石(カンブリア期)


いいえ、全く冒涜にはあたりません。サーランギー属は進化を歓迎し、地域毎に異なる展開を許す楽器群です

民族学・民俗学では、創作の混入は許されず、ありのままを正確にサンプリングすることで解明に努め、敬意を払います。つまり研究者はあくまで傍観者、せいぜい中途参加者であって、真の当事者にはなれません。研究者が自ら文化に手を加え、研究対象を自分自身とし、文化の歴史を塗り替える、これが許されるなら何だってやりたい放題になってしまいます。そのため研究者は、専門性・正確性への拘りにばかりにプライドを置き、しかし自分では大した表現が出来ない、融通の効かない方向へと人格形成されがちです。異文化理解を唱える本人が無理解とは皮肉なもの。サーランピーではこの状態を「スウェーデンポルノ女優のスリーサイズを精緻に暗記した童貞」と呼び、陥らぬよう自戒しています。

だども、オラ、この楽器がこの島でどう進化すんだか夢みちょる真ッ当事者の日本民族だで。何をどう作ろうと直そうとオラほの自由だ。オラが村の遊びがまんまこの楽器の進化の歴史になるだ。「インチキ業者」「思い上がるな」「現地の文化に失礼」「1人で騒いでるだけ」とお感じなのは、ひとえに貴方の心が許さないから。なにせその現地をはじめ世界各国からウチ宛てに「サイトを見た。修理はできるか? オリジナル楽器のオーダーは可能か?」と打診が来ます。もちろん断りますよ。てめーでやれっ。もしくはてめーの村の良さでやってみれっ。…そうすることがいつしか文化となるのだから。