や〜ごめん足止め喰っちった、重箱の隅ッコつっつかれて対応してました。
http://yokoebi-gaeshi.blogspot.jp/2017/08/8.html(のコメント欄に投稿)
なにせ俺、生き物の名前なんぞ人間の決め事じゃんかい主義者につき、
正しき呼称をあんまし必死こいて憶えよう糾そうとしねえもんでよ。
自分の専攻領域すらそんなユルユル気分。
( ああ、先日のこれはね、
さすがに国立ともなりゃ正しく見本を示さねばならない立場なわけだし、
標本を提示してこれはC. isopusだと説明されちゃ問題だけれど、
よい参考文献が少ない領域だから致し方ない面もあるんです。
アウトドアのレベルとなればもう、ナゾ虫、キモ虫、どう呼ぼうと自由だ。
ヘラムシなんか少し前までは「ふだむし(札虫)」と呼んでて、
捨てたり肥料に混ぜたりしてたんだもん、呼び名なんか本来どうにだってなるんだよ。
だからムシの名前を申し伝える時はなるくそワンクッション置くことにしてる。)
そんな認識のくせして新知見に気付いたりしちゃうもんだから、
正確さにご執心の物知りハカセとは昔っからどうも相性良くないみたいなんだ。
仲良く語らいたくても予防線ガチガチで構えられてしまうし、
せっかく向こうから「(無知なキミに教えてあげよう)」とアプローチくれても、
最終的には向こうから「(屈辱だ!もう関わりたくない)」と逃げられちゃう。
事象に一定の秩序を見出して腑に落とす営為を「学問」とすれば、
ピースケは秩序の外から秘密を抱えてやって来るお化けちゃん。
文献こそ権威と信じてやまないハカセさん諸氏にとっては、
こんな存在を薄気味悪く許容しがたく感じられるのかもしれません。
や、知の蓄積は素晴らしいことよ?
だが蓄積の元になる未知を、まず誰が俎板に乗せるというのかに。
各分野のお化けちゃんに他ならねえでしょうがに。
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>私にこれを肯定あるいは否定する知見がなく、
文章の流れの中に位置づけられないためです。
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こりは有り難いお言葉を頂戴しました。
肯定あるいは否定する知見がなく位置づけられない、
学問の喜びはむしろそんなところにこそ在るのではないでしょうか。
引き続き頑張って参りたい所存でござりまする。
が、一方、実はこの御方も日頃サーランピーをお読みで、
珍種の出現をサーランピーで初めて知られ、
ムシ見分けポイントを鵜呑みになさってしまい他所で誤同定…
つまりは巷の誤称に憤るあなたも程度はさほど変わらんよ?! ってのを、
以前より見通し、そっと黙っておき、
最後に突き付けるという態度は、
いささか意地が悪かったかしらと反省しています。反省してまーす(國母)。
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さて! 海ムシ情報はそろそろ次の機会、泥底で浮上の時を待ちます。
もう本当に楽器の話に帰らせてもらいますからね。
で、今回のモチーフなんだが…
いろいろ考えて、やっぱり詳しく解説していくことにしました。
思いックソ長文につき数回に分けて連載の形をとります。
これまで取り扱ってきた民族楽器学・文化人類学的研究をベースに、
心奥に隠してきたエロスや猟奇の側面と、お茶目さんなゆぅもあを織り込みながら、
ヒト・動物・道具の繋がりについてさらなる深みを思索して参ります。
なるたけマイルドな文体を心がけるけれど、
内容はときに核心的・過激にもなっていきますので、
サーランギーのピースケさん♪ おもしろ楽器のピースケさん♪
コツブムシのピースケさん♪ と温かくご認識の皆様はその都度ドン引き必至。
以後、私を白〜い目で遠巻きに見ることになるかもしれません。
それでもなお体現したい世界があるんだ。ボクもうすぐお誕生日なの。
ついてこれるか否かは貴方のお許し次第です。